国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   創造する為   藤山(ふじさん)

 仮に、本を円周のようなものだと考えてみる。読者はゆっくりその円に沿って走り出す。だんだん速度が加わってくると、始めのように円に即しているのが困難になり、カーブでは外に飛び出そうとするかもしれない。つまり、本を読んでいるうちに本の内容を超えて自分で何か新しいことを創造するかもしれないということだ。私も、基本をクリアしたら、脱線して何か新しいことが出来るようになりたい。
 そのためには、まず基本をしっかりと作ることだ。基本がない状態で何か新しいことなどはまずできない。無理をして行おうとすれば創造はできず、ただの我流になってしまう。私も実際、小さい頃テニスをやっていたのだが、その頃の練習で一番打ちやすいうち方(試合に出たらおそらくうまくラリーができないであろう打ち方)をコーチの言うことも聞かずにやっていた。もちろんうまく成れるわけはなく、周りの人にどんどん抜かされていった。基本を身につけなかったからだ。
 基本をマスターしたら、その次には物事をさまざまな面からみることが必要だ。例えば、現在日本の会社は手軽な現在派遣社員などを使って業績を回復させている。しかし裏を返せば、雇われている人にとっては生活が安定しないという問題がある。生活が安定しないと安心して子供を育てることができない。そのため、子供を作りにくいため、少子化が現在問題になっている。少子化は確実に日本の力を奪っていく。結果的に日本全体(自分たちも含めて)が衰退していく。良いことと思えることも、別の顔を持っていることもある。別の視点から物を見ることにより何か新しい物が見つかるかもしれない。
 確かに、基本に沿って物事を進めることは大切だ。しかし、いつまでもそれに沿っていてはだめだ。自分に力がついたた、自立する力も必要だ。できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。私は、さまざまな視点から物事を見ることができるようになりたい。

   講評   inoko

 藤山くん、こんにちは。基礎力が大事だとは、何事においてもよく言われますね。数学で最後にものを言うのは、基礎的な計算の正確性とスピード。受験の国語で、ボーダーライン上にあるときに合否を決めるのは、漢字が一問できたかできなかったか。また、難しい応用問題をこなせるか否かは、基礎力が身に付いていてこその話です。ただ、人間というのは、基礎を飛び越えて先を急ぎたくなるものです。かく言う私も、基礎力を軽んじたばかりに、数学の力がかなり劣っています。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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