低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
みなさんには、まだ字を タカシ
本を読むというのはそこにあるものをこちらに運ぶような機械的な作業ではなく、作者の意図をも超えて我々の内に何かを作り上げていくようなものである。
ぼくはレゴブロックやプラモデルを組み立てるのが大好きだ。たいてい、説明書は流し読みして図をもとに組み立ててしまう。
組み立て終わるとだいたいの楽しみは終わってしまう。少しは弟を相手にできあがったもので遊ぶけど、あとはまた分解してしまう。しかし、また作って遊ぼうとすると今度は組み立て方が思い出せない。そこで説明書を読んでみた。「あっ。こうなっていたのか。なるほど。」
説明書は分かりやすく、最近では文も読むようになった。ぼくは3才以前から組み立てものがすきだった。そのころから説明の図だけを見ながら組み立てていた。絵本も好きだったと思う。ただ、「ナンダコレ、エガカイテアルヨ。」という感じで字は見ずに描いてある絵を見ながらどんな流れになっているのかを感じていたのだと思う。そのころは面白いと思っていたのかも知れないけど、少し大きくなると文を読んでみてなるほどと思っただろう。それに今となっては「あれ〜。この本なつかしいな。でもこんなにつまらない本だったけ〜。」と、意味がわかるにつれて普通の本としか感じなくなっている。
読んだ時は、すごく感動した本でも年をとるにつれてその本の感じ方はどうなるのだろうか。ただの古びた紙切れようになってしまうのだろうか。それとも、もっと面白くなって何度も何度も読みたいと感じるのだろうか。
子どもの頃はつまらないと思って見ていたサッカーの試合をおとなになってわざわざ会場まで観にいってしまうようなこともある。今まで気にならなかった物事が時間がたって、感じ方が変わっていくことがあるのだと思う。そのときそのときに感じた気持ちはそのときにしか味わえないのだから大事にしたほうがいいし、そのときやだなと思ったことでも時間がたつと平気になったりもするのだなと思った。
講評 inoa
忙しい中でも、しっかりと課題をこなせているたかしくんには毎回感心します。今月も文句なしのがんばりでしたね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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