国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   相対的、絶対的   ☆マリー☆

 視覚形は、光を介して物の形を認知する。なぜそれほど便利かといえば、視覚形だけにまかせておくと、大きさの絶対値がわからないからである。なぜ形が同じなら、大きさはどうでもいいのか。それは目の構造を考えればわかる。目はカメラと同じようにできている。われわれが「比例」とか「相似」を考えることができるのは、未来、視覚形にそういう性質が存在するからであろう。目の網膜は、発生的、構造的には、じつは脳の延長であり、相似とは、脳の一部がやっていることを、脳のどこかの部分はよく知っている、ということかもしれない。
 相対的はよいと思う。なぜなら、私が長距離で走っているときに一人でも多くのライバルがいたほうがいいからだ。私は、練習でも試合でも誰か目標にできる人がいればいいと思う。長距離の仲には、私より倍くらい走りの速い女の子がいる。その子と私はタイムが全然違う。けど、練習でなんとかついていこ うと頑張った。すると、一周目より二周目のほうが速かった。私はいいライバルができたなぁと思った。この子と一緒によいタイムがだせられたらいいと思った。
 しかし、絶対的もよいと思う。試合に出る前、やっぱり「あの子についていこう」よりも「5分40秒はきろう」という目標のほうが価値が変わらなくてよい。他人がどうあれ自分が納得できる目標をつくることが大切だ。私は今、5分40秒をきるというのが目標だ。数字の目標をつくれば、結果がでたときにすぐわかるから「ああ、きれなかった」とか「やったぁ!きれた」とかいう無限の進歩が得られる。
 確かに、相対的なものも、絶対的なものも、どちらも大切だ。しかしもっと大切なことは「できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。」という言葉があるように絶対的なものをひとりで決めていくよりも、生きていく中で他人と協調しつつ判断していくことである。(総合化の主題)

   講評   koni


 進級試験でした。今回の目標は、「●の項目全部」でしたが、大変よくできましたね。

 第一段落の要約は、よくまとめています。
「なぜそれほど便利かといえば」の前に、主語をいれましょう。「モノサシが」

 第二段落では、「相対的はよい」と一つ目の意見を挙げ、体験実例を書くことができました。ぴったりの体験実例ですね。例「目標にできる人→基準になる人」「長距離の仲→長距離を走る仲間には」

 第三段落では、「絶対的もよい」と二つ目の意見を挙げ、体験実例を書くことができました。「無限の進歩が得られる」という表現がとてもいいですよ。

 第四段落では、名言の引用をして総合化の主題でまとめることができました。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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