創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の家は、プチ本屋!   えめけ

 「あーあ、もう読み終わっちゃったよぅ。つまんないの。」
私はベッドに寝転がり込んだ。なぜつまらないのかというと、まだ読んでいなかった最後の本を読み終えてしまったのである。私は大の本好きだ。家には、私の本だけでも50冊以上はあるだろう。その中は、怖い本、落語、悲しいお話、感動等々いろいろな気持ちになれる本がたっぷり。でも、私はその本全部、読んでしまった。これから、本のことについて、私の1番を紹介する。それより早く新しい本、お母さん買ってくれないかな・・・
 早速、私の自慢話を始める。家の話は先ほどしたので、今度は学校の事を話そうと思う。私の学級のみんなは、本が嫌いとは思っていないだろう。朝の読書タイムはみんな静かに読んでいるし、先生が、「テストの直しが終わったら、読書をして下さいよ。」
と言ったりしても、みんなイヤな顔はしていないからだ。でも、みんな子供向けと言うか、低学年向けの本しか読んでいない。例えば、かいけつゾロリや、字が大きい本等々。でも、私は違う。字の小さい本でも、見た目じゃ読めなさそうかなと思う本でも、1回読んでみようと思う。それに、学校へ行ったら雨が降っていて、外で遊べなかったりする時は、委員会が無い限り、教室で借りてきた本を読んでいたり、そのまま図書室へ自分で行ったりしている。公共の図書館でも、多いときは5冊ぐらい楽々に借りて、読んでいる。ちょっと話は変わるが、私と同じ学年のM子ちゃんと言う子と、K君と言う子が私の家にゲームをやりに遊びに来た話をする。K君のゲームが終わったところで、私の部屋を案内した。綺麗な部屋だね、これは何、と言う言葉が飛び交う中、M子ちゃんが重たい引き出しを開けた。ギュウウウウウという引き出しがこすれ合う音が聞こえる中、M子ちゃんは、重いよぅと弱気な声を上げた後、すごいっ!と声を張り上げた。その引き出しの中には、沢山の本が綺麗にそろえられている。多分、お母さんが整頓したのだろう、と思っているとM子ちゃんが、
「これ何冊ぐらいあるの。もうこれだけ。」
と質問してきた。私は他の本置き場に案内した。M子ちゃんは、何だこれ、こんな難しい本読むの、と私が説明している場所とは全然違う所を指している。違うよそこは、お父さんの本置き場、とM子ちゃんを半分引きずるようにして、本場所に案内。着いたら2人とも、おぉ!と声を張り上げちゃっている。私は、
「さっきの本場所と合わせて、60冊以上はあるかなぁ。」
とさりげなーく言ったんだけど、M子ちゃんもK君もみるみる目がまん丸になって、ぱちぱちしちゃっている。よりによってM子ちゃんが、
「えっー!60冊以上!えめけちゃんの家ってまるで本屋さんみたいだね。ミニ本屋さん出来るかもよ。それでえめけちゃんのお母さんが店長で、えめけちゃんが従業員ってどう。すいませーん、店員さん。かいけつゾロリって何処にありますか。あと、K君の為にデルトラクエストの場所も教えて下さーい。」
はぁ、想像豊かなお2人は家に連れて来ない方がいいかもなぁ・・・。<<題材、表現>>
 さて、話題を変えてお母さんの1番を紹介したいと思う。お母さんの1番は、英語のテストの事だ。お母さんは中学校2年生の時に英語のテストをしたそうだ。そしたら、2回も100点を取ったそうだ。でも簡単に言うが、ここまでの道のりが凄く大変だったらしい。勉強を沢山していたので眠くなったことも沢山あったそうだ。徹夜したこともあった。でも、お母さんはメゲなかった。眠くなると、お母さんは大嫌いなアルミ缶の上にあるミカンの皮から出る汁を、顔にかけて徹夜したと私は聞いた。(ウソ。でも徹夜したのはホント)私はミカンが大好きなので、そんな方法は使わない。寝るのが大好きな私には、徹夜なんてできっこない。楽しい事をしていても眠くなるだろう。だたでさえ、宿題をやっている時でも、寝ない日は1度もないのに、徹夜をやって下さいと言ったって、絶対できっこ無いと思う。そう思うと、必死に勉強すれば、徹夜ってお母さんでも出来ると言うことを発見。その後お母さんは、無事頑張って練習した成果が出たそうだ。お母さんはクラスで1位になったら、何か好きな物を買ってもらったと言う。お母さんは腕時計を賭けて、勉強したそうだ。そんなに欲しかった物があったんだと思った。・・・ちょっと眠くなってきたよぅ、おねんねタイムプリーズ!・・Zzz・・・。<<題材、表現>>
 私はこの作文を書いて分かったことがある。それは、1番になると、とても良い気持ちになること。どんな事の1番でも、目立ったりしなくても、家族の中で1番とか、クラスの中で1番だと思っていたら、それは凄いことだと思う。でも、もし出来るなら、オリンピックに出て、顔が売れて欲しい。これからも、自分だけの1番を見つけていこうと思っている。<<主題、ことわざ>>

   講評   miti

進級試験は合格です。おめでとう! 
●しるしの項目は全部入っています。がんばりましたね。
えめけちゃんの一番は、読書なのですね。題名にもなったように、家にはたくさんの読んだ本があるのですね。なお、図書館や学校の朝の読書タイムでも読むのだから、本当に本好きだと分かります。
書き出しの工夫ーー会話からはよく書けました。
体験実例1ーー家でのこと、学校でのことをひとまとめにして、しっかり区別して、段落を使って書き進めましょう。文章の途中で「ちょっと話はかわるが」の一文は、突然内容が変わって、行ったり来たりでスムーズに文章が流れないので、注意しましょう。
体験実例2−−お母さんの中学生のときの一番のこと。よく聞いてくわしく書けました。終わりの一文「・・・ちょっとねむくなったようで・・・」も書かない方がいいです。
分かったことーー自分だけの一番から積み上げていくというのは、大変よいことです。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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