創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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小学3・4年生
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
人間の裏表 えてぬ
「こんなに、裏表の大きい人見たことないよ。」
ぼくは、よく友達によくそう言われる事が多い。それもそのはずである。ぼくの長所はやさしいところ、短所がこわいところである。それもまるで
別人のようなのだ。感情とかそういう問題ではなくて、と言うかそれではおさまりきれなくて、表現しにくいが、強いて言うと強弱が激しいのだ。しかし野球で投手の時ピッチャーマウンドにたった時は、全くちがう。自分でも別人だと思う。冷静沈着で、緊張しているわけでもなく、動けなくなったわけでもなく、落ち着いているのだ。でも学校では陽気で転校生や、いじめられている子、嫌われている子はよくぼくのところへ来る。そんなようなひとなので、別人なのだ。もう一人のぼくがいるようなのだ。
前、ぼくが体験
したことは、泣いている人がぼくのところにきて、
「ooさんが、ぼくを仲間外れにするぅ。」
と言って、算数の授業中校庭での授業から、一人で帰るのだ。そしてぼくは
「大丈夫、いじめるやつの暴言なんて、聞き流せばいいのだから。それに授業中だし授業を受けよう。な、行こうぜ。」
となだめて行かないように説得したが、教室へ帰ってしまったのだ。無理もない。このクラスは、とてもいじめが多い。それに気づいている人もぼく以外にもいる。でも、みんなかばったら嫌われる、かばったらか嫌われるとばかり思っているから、逆にいじめるのだ。そのような悪循環がかさなり、いじめのクラスなる。第一昔のフランスの魔女だといわれて理由もないのに殺すようにこのクラスも
やっていないのに
「お前、駄菓子屋のチョレート盗んだろ。」
とか
「お前理科室の石盗んだろ。」
とやっていのに、疑いをかけられ、いじめるのだ。ぼくは、そういう人の相談役や助け舟を買って出る、そんな性格なのだ。そこが、最大の長所だ。
最大の短所が真似されることが嫌いで、ちょっとしたことでおこるこことだ。性格は慣れでなおる。それがぼくの自論だから、なれていこうと思う。
ぼくは、短所は人間にとって、なおすためにあると思う。長所はいいところやセールスポイントとしてあると思う。
講評 miri
人柄がよくわかる、しっかりと自分自身を見つめなおしたよい作品です。これから中学、高校へと進むあいだに何度も「自分って何だろう」「自分はどういう人間なんだろう」と考え込む場面があることでしょう。紘也さんのように、冷静に自分を分析できると、きっとそのような時期が来ても、迷わず先に進めるでしょう。
「裏表」が多い、というのは、友達の解釈が少し違いますね。多くの場合、これはあまりよい意味に使われず、たとえば「人によって態度を変える」ような人を指すからです。ですから、「二面性がある」「相反する2つの特徴を持つ」というような表現が適切でしょう。
一般化の主題にある「短所は」のほうは、少しくふうがあるといいですね。「それを克服して向上するためにある」「改善点ともいえるものである」などでどうでしょう。
おめでとう!
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