国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2126 今日384 合計7382
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   縛りながら自由に   AZUKI

 私は二十年ほど前から、人間は自らを飼育し、家化——自己家畜化していると述べつづけている。毎日自転車などで鎖につながれて走ってるイヌと、満員でゆられてオフィスに往復する人々との違いは、たまに寄り道するのと、自分で選んだ道(企業対を含め)であるかの違いで大した差異は無いとも言える。社会的に飼育されいるとも言える。社会システムにせよ、食料生産のしくみもまた、人間が作っているので、自己管理・自己馴化である。
 私はこれを読んで、一年生と六年生の違いを感じました。(体験実例)一年生は自由気ままな代りに、自分を押さえつけられず、友達を傷つけてしまうことが良くあります。逆に六年生は、自分を押さえることが出来る代りに、あまり自分の意見をいいません。自己管理しすぎても、しなさ過ぎていても行けない。このことから、私は適度な自己管理は必要だと思う。(是非の主題)
 第一の理由に、自己管理しないと周りを傷つけてしまうことがあるからだ。(複数の理由一)その良い例が、私の小学校一年生のときのある言動だった。
ある日友達は、三つ編みしていた髪をバッサリと切って学校へやってきた。
「ねぇ、この髪型どう思う?」
何人かに聞いて好評を得たのであろう。ルンルンとした口調だった。そしてまだ自己管理、しつけ、社会マナーがなっていなかった私は、はっきりと、こう言ったのである。
「……その髪型へ—ン!!」
……その友達はひどくショックを受けたらしく、それ以来髪は一度もきっていないという。
 第二の理由に、自分を縛りすぎると、ストレスなどがたまってしまうからだ。(複数の理由二)今日、友達が腹痛のため早退した。おべんとうを食べる前から痛かったので食中毒ではなく、かといって思い当たる節は無いという。私はこの原因を、ストレスだと考える。その子は学級委員でもなく、のんびりした子で、特に思い当たる事は無い。しかし、ストレスとは、見えない影に潜んでいることが多いのだ。だからこの子の場合も、きっとそうだと思う。
 たしかに、自由は気持ちの良いものだ。(反対意見への理解)しかし、「始めることも大切だが、やりとげることのほうがもっと大切である。」という名言にもあるように、ある程度のことをするのに、我慢は必要不可欠なのだ。(名言の引用)
 このことから、私は適度な自己管理は必要である。(是非の主題)

   講評   miri

 学年にあてはめて、考えてみたところがたいへん具体的でよいですね。うまく是非の主題につなげています。世の中のほどんどのことは、こうした絶妙な「かねあい」の要求されることですね。
 ひとつめの実例、とても過激な? 体験ですね。ということは、その友だちは今どのくらいの髪の長さなんでしょう・・・ 
 友だちの様子を書いた2つ目の話。具体的にどんなストレスがあったのでしょうね。
 是非の主題、いつもながら、引き締まった終わり方ができました。

 よくがんばりましたね!


 おめでとう!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)