国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   人間の生き方   おくあ

人間は自らを家畜し、家畜化をしている。自己家畜化をしなければ、ずっと健康でいられなくなったり、規則正しく生活ができなったりするからだ。そして、規則正しく生活しなければ、やりたいことや、勉強が出来なくなる。だから、ある程度の自己家畜化は必要だ。
 第一の理由は、規則正しい生活をすることによって一日を有効に使うことができるからだ。私は日曜日、いつも十時ごろに起きる。そうすると、いつも月曜日はテストなのに、全然勉強ができないまま夜の十時になってしまっている。一週間の疲れを回復するにはよいことかもしれないが、勉強ができなくなってしまうことはあまりよくない。夏休みはクラスのほとんどがこのような生活をしていたようだ。今年の夏休みは数学のプリントが二十一枚など、とても多く出た。これを普通は計画的に予定を立てて勉強をしなければならないのだが、テレビを見て、部活をして、家に帰って、寝る。という生活をしていた人がたくさんいた・・・。結果的には夏休み最後の週になってから自由研究や読書感想文をやりはじた人が、クラスの十分の九以上!をしめた。中には、宿題を朝の四時までやっていて、三時間しか寝ていない・・というひともいた。規則正しい生活をすれば、テレビを見ることも、勉強をすることも、部活をすることもできる。そうすれば、宿題も終わっていただろう。まあ、私も自由研究と読書感想文を最後の一週間に終わらせたので、そんなことはあまり言えないが・・・。
 第二の理由は、いろいろな経験ができるからだ。子どもだったら勉強、大人だったら仕事、また誰にでもたくさんの経験が生きているうちでできる。この始める習慣がつかなければ、生きていても何の意味も無くなってしまう。仕事、経験をするから、生きている意味があると思う。私は五年生の夏休みに十四泊十五日のキャンプに行って来た。このキャンプは市内の小学四年生から中学三年生が集まって友達をたくさん作って五十キロのウォーキングや川くだりをしたり、ご飯は毎日自分たちで作ったりした。この経験は生きる上での自信がついたし、何事をするにもやる気が出た。私もこの経験が無ければ、今の自分がいなかったと思う。このキャンプは何をする時間かすべて決まっているので、早寝、早起きの生活だった。夏休み中だったので、自己家畜化をしない生活しようと思っていたら、このキャンプには参加していなかっただろう。そのようなことでも、自己家畜化をする生活は大切だ。
 確かに人間には自由も必要だ。しかし、「人は制服のとおりの人間になる」という名言があるように、私たちは社会のシステムに合わせて生活していくことで社会の一員となれるのだ。

   講評   inoko

 おくあさん、こんにちは。規則的な生活をしていると、たまにはのんびりしたいと思うものです。時間を忘れて、ずっと寝ていたい。飽きるまでマンガを読んでいたい。欲望の赴くままにしてみたいことが、けっこう頭に浮かんできますね。ただ、そんな生活だけだとしたら、どうでしょう? せっかくこの世に生まれてきたのに、いろいろな経験をすることもなく死んでいくことになるかもしれません。社会のシステムに合わせて現代人の生活を送ることによって、あらゆる可能性に挑戦できるチャンスも手にしているということなのでしょうね。
☆ 長いキャンプの体験では、規則正しい生活の大切さと共にサバイバルの精神をも知ることができたのでしょうね。「社会のシステムに合わせて生活していくことで社会の一員となれる。」まさに、その通りです。最近増加しているニートやひきこもりの人たちは、社会の一員になることを放棄しているのですから。

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