国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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噴水は飲めない水であるを読んで おとめ
噴水は飲めない水であるではじまっているこの文章は、噴水は飲めない水なのでのどをうるおすことはできないが、役に立たないことに意義があると言うことが言いたいのだと思う。私もあまり噴水について深く考えたことはなかったけれど文化的衝撃が新たな文化を創るなんて少し感動した。
私がチャッピーと散歩によくいく公園にも噴水がある。今まであまり気にしていなかったけれど、暑い日に噴水をみているとなんとなく涼しい気持ちになる。そう思うとやっぱり噴水は必要なものなのかな?それに噴水がその公園からなくなってしまったらなんだか公園がとてもさびしい場所になってしまいそうだ。
そう考えてみると私の部屋にもなんのやくにもたたないけど絶対に捨てられないものがたくさんある。代表としてグアムでかってもらった幸運をよぶココナッツ人形だ。これはぬいぐるみとしてかざっておくには小さいしキーホルダーにもできないしでも私が一番大切にしているものだ。ながめているとなんだか力がわいてくるようなきがする。
私にとっては噴水は飲めない水なのでのどはうるおすことができないけれど、心をうるおすことできるすばらしいものだと思う。もし作者がいうようになんのやくにもたたないものであり続けるのは少し悲しいと思う。でも新しい文化が生まれるのは楽しみだと思う。
講評 kamo
初めて感想文に挑戦してくれたね。とても難しい長文で、大変だったと思うけれど、しっかり上手に書けていたよ。がんばったね。
<構成>
4段落ぐらいで、それぞれこんな内容で、と説明したとおりに書いてくれました。いい組み立てだったよ。
まず、第一段落は「要約」を、ということだったね。要約なので、「……ではじまっているこの文章は」などは、いらないよ。また「があると言うことが言いたいのだと思う」も、削っていいです。「私も……」という感想も、ここでは、いらない。とにかく第一段落は、長文の内容(抜き書きでもよい)を、書きっぱなしでいいです。
<題材>
公園の噴水の話が書けたね。また、部屋にある人形についてもかけた。これが電話で説明した「似た話」だね。とてもよく書けていました。書き方もバッチリ。
「幸運をよぶココナッツ人形」、知っているよ! おみやげとして、すごく人気があるみたいだけれど、冷静に、日本の我が家で見ていると、「だから何なのだ」というものではあるかもね。(笑)でも、やはり思い出の品だし、今回書いてくれたような存在意義を認めてあげているのだから、やはりすばらしいものなのだよね。
<表現>
「力がわいてくるような」という気持ち、よくわかります。やはり、思い入れがあって、大切にしているということだよね。「まるで」が入るとなおよかった。
<主題>
結びに、「人間」を入れられるとよかったね。でも、いい意見が書けました。
作者は、確かに「噴水は役に立たない」と言っているけれど、そこに意義を認めているよね。だから「作者がいうようになんのやくにもたたないものであり続けるのは」というところは、少しおかしいかな。「のどはうるおすことができないけれど、心をうるおすことできるすばらしいもの」というのは、名言! とてもよかったです。
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