創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   どちらが必要か。   いへゆ

 目は、光を介して物の形を認識する。そして、目は脳に連絡する。しかし、目では物の大きさがわからない。大きさを知るという、はなはだ単純なことができないので、人の世ではモノサシという便利な物がある。なぜ便利かといえば、視覚系だけにまかせておくと、大きさ絶対値がわからないからである。
 たしかに、他のものと比べてみるのは大切だ。たとえば、学校のテストなども、人と比べるからこそ成績が上がる。もし人と比べなかったら、
「今回の成績いつもよりのいいけど、簡単やったんかなぁ。」
というように、自分の成績が上がったのか、下がったのかわからない。それに、人と比べないと、自分や他の人の良いところや悪いところがわからない。たとえば、友達が電車でお年寄りの人に席をゆずってあげているところをみると、
「わぁ〜。やさしいな。私も見習わなあかんなぁ。」
と思ったり、逆に、電車の中で、『ワァーワァー』騒いでいる人を見ると、
「なんで、わざわざ他の人に迷惑のかかることするんやろ。」
と思ったりする。これは、他の人と比べているからわかることのだと思う。
 しかし、他のものと比べないで、それだけを見るのも大切だ。たとえば、友達などは一人一人、それぞれ違う良さをもっているから他の人と比べることできない。テキパキ動くことができる人や、みんなをやんわりとまとめることが出来る人、自分の考えをはっきり言える人。その中でも、自分と気があう友達と仲良くするためには、他の人と比べても意味がないと思う。その人だけを見て、その人の良いところや悪いところを知っていくことによって、付き合いやすいか、付き合いにくいかがわかると思う。
 たしかに、他のものと比べたり、そのものだけを見たりするのは大切だ、しかし、「いかに飽きずに続けるかではなく、飽きることと続けることをいかに両立させるかということだ。」という言葉があるように、大切なのは、自分にはなにが必要かを時間をかけて、両方の見方で見ることだと思う。

   講評   huzi

 目がこんなふうに、ものを認識するとはね。当たり前に行われていることのメカニズムを読んで、「なるほど」と思ったでしょう。目が大きさまで計算できると便利でしょうね。数学の図形の問題など、一瞬のうちに「答えは4:3である」とか答えられそうです。(笑)
  身近な【体験実例】により、相対的にとらえることと絶対的にとらえることを、【複数の意見】で比較・説明できたね。目の話から離れて、大きく広げたのがよかったね。
 成績は比べることで上がっていくし、他人の態度を見て自分がどうすればいいのか考えることも有意義ですね。主に「これから伸びていこう」とするときに、相対的な見方は役に立ちます。しかし、ありのままの良さを認めなければならないときは、ものさしによる比較はしないほうがいいですね。ものさしとは、他の人の価値観から与えられたもの。人間のものさしで、アリの生活の忙しさをはかっても、それはアリの気持ちを正確に理解したことにはならないのです。
  【総合化】は、「時間をかけて」が重要ポイントですね。単に「両方の見方で見ること」でまとめてしまうと弱いですが、「時間」があることで、AでもBでもなくC、という項目を達成できました。

進級テストは合格です! おめでとう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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