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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   視覚系は・・・・・・(感)   天才剣士

目は大変有効な感覚器だ。しかしそれゆえに、物の大きさがわからなかったりする。ここでいうものの大きさとは、二つのものを比べてみての大きさではなく、絶対的な物の大きさである。絶対的な大きさが人間にはわからない。それを幾何学に持ち込むと比例または相似になる。相似は形は同じである必要はあるが大きさはどうでもいい。人間が「比例」や「相似」を考えられるのは、それが人間の脳の延長線上にあるものだからである。
相対的なものの見方は大切だ。なぜなら、絶対的な物の見方だけでは、それが単なる自己満足になってしまう可能性があるからだ。僕も、自分でがんばって学校の宿題を早く終わらせたつもりだったが、提出したときに先生に聞いてみると、その前に出していた人も多くいてびっくりした。やはり、相対的なものの見方なしでは、自分のやったことを過大評価してしまうことになる。
しかし、絶対的な物の見方をすることも大事だ。相対的な物の見方をしなければ、周りが優秀すぎると自分のがんばりが見えなくなってしまうこともある。たとえば、本で読んだ話だが、元ヤクルトスワローズ二軍監督の内藤博文は、当時高いレベルについていけず、ノイローゼ気味だった栗山英樹選手に対し、「90の力のある選手が95に伸びたのと、0の力の選手が60まで伸びたのでは、どちらがえらいと思うか。」と聞き、「95です」と即答した栗山英樹選手に「それは違う、たとえ今が60でも0から60までした事が大切なんだ」とアドバイスしたといわれている。このように、絶対的な評価をすることで選手を力づけることができたから、絶対的な物の見方は大切だ
たしかに、相対的にものを見る事も大事だし、絶対的にものを見ることも大事だ。しかし、名言に「存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある。」とあるように、どちらのものの見方が良いかという判断はその場にあわせる事が大切だ

   講評   siro

 天才剣士くん、こんにちは。進級試験の作文がんばりましたね。項目、字数ともにクリアできました。進級試験は合格ですよ。十月から次の級に進みます。この調子で毎週の課題に取り組んでいきましょうね。

 難しい課題でしたが、相対的な物の考え方と絶対的な物の考え方がよく理解できていますね。具体例も適切です。相対的な考え方をしないと、自分を過大評価してしまう可能性がある、というのは確かにそうですね。特にほとんどの学校の入試は、相対的評価によって合否が決まります。「自分は出来たから大丈夫」では済まされないですものね。絶対的な考え方については、本で読んだ話が書けました。周りと比べることなく、自分自身がどれくらいがんばったかを考えることもやはり大事ですね。最後のまとめである「どちらのものの見方が良いかという判断はその場にあわせる事が大切」は、第二段落と第三段落の内容とつながりますね。
 大変よくできました。

▲八行目:多くいてびっくりした→多いのにびっくりした

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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