低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日2126 今日771 合計7769
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   日本人的なコミュニケーション   おくあ

日本人は話すということが苦手なのだろうか。日本人はアメリカ人のようにちゃんと伝えたいことを伝えられない。しかし、映画や花のような人と同じものを見ることで、気持ちが通じあっている。言葉ではなく、時間を共有しているのだ。私は日本人的なコミュニケーションのとりかたに賛成だ。
第一に、会話は無くても気持ちが伝わるからだ。例えば、私は毎日電車で通学をしているのだが、話す話題が無くても、電車の中から見える、外の景色のことで会話がはずんだりする。景色だけではなく、電車に乗ってきた人のことや、電車に落書きしてあるものを見たりして話をする、ということもある。川が見えたら、「今日は川くだりしてるひとがいるね。」「夕焼け超きれいなんだけど!」など話す。こんな会話で仲が深まっている。
第二に、年や性別にかかわらず、同じ会話をして、同じことを理解できるからだ。日本だけにあるものの話になると、日本人だから、誰にでも話が分かる。また、日本人でいても、知らないことがあれば、理解できる。日本にはこんな伝統があって・・・というような話や、今は東京でなになにがはやっているなどという話もできる。
確かに、会話をした方が「話したくないのかな」という誤解はなくなるが、短いスピーチが長いスピーチよりも難しいのは、言い直しがきかないからであるという名言もあるように、同じものを見て、同じ時間を共有し、同じことを感じるという、日本人的なコミュニケーションのとり方に賛成だ。

   講評   inoko

 おくあさん、こんにちは。外国人にとっては、何を考えているのかわからないような日本人ですが、日本人的なコミュニケーションの取り方というものがあるのですね。外国人相手のときには、こちらの気持ちを伝えるのは難しくても、日本人同士なら、多くの言葉を尽くさなくても、気持ちが伝わるのですね。ところが、最近ではそのような当たり前の日本的なコミュニケーションが、日本人同士の間でもなかなか通用しなくなってきているようです。日本人の心も欧米化してきているのでしょうか。
☆ 友だち同士の会話では、特に多くの言葉は必要ないでしょうね。たとえば、文化祭という共通の体験を持つことで、より心が通い合ったということはないでしょうか? 同じように苦労し、楽しんだ体験が、よりよいコミュニケーションにも作用しているのですね。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)