創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

       なにごとぞ 花見る人の 長刀   ぐみ

 花見に平素の身分・階層を持ち込むのは野暮と言うものだ。花見に行って武士の権威を振り回すような輩は、「何だサンピン偉そうにするな!」と町人共から反発を食らうことになる。大体日本人は「見る」と言う事に重要な意味を与える。百聞は一見にしかず。という諺の示すとおり、いくら頭で理解していても、現場で見たものには太刀打ち出来ないのだ。言うなれば実証主義であり、体験主義である。日本人のカメラ好きも、絵葉書などでは満足できぬ実証主義のなせる技であろう。言葉に頼らない、日本的なコミュニケーションのとりかたは良い“是非の主題”
 理由は、コミュニケーションをとる事で人を思いやる気持ちが生まれるからだ。言葉に頼らないコミュニケーションのとり方は、相手の解釈に任せてあげる部分がある。受け取り方次第という部分だ。それは、分かってもらえるはずだという理解のもとに成り立っている。例えば、私の友達に「○○ちゃん」と言う子が居た。○○ちゃんは私の一番の友達だ。話さなくても何を言いたいかが、大体分かる。ある日、学校に行って一番最初に挨拶するのが○○ちゃんだ。私が階段を上がって行った所に○○ちゃんが何時も居る。そして授業が終わったら、顔を上げて、○○ちゃんとアイコンタクトをする。この時の意味は何時も同じ。「遊ぼう?」だ。中休みのアイコンタクトは、「遊ぼう」昼休みは「おんぶして」だ。これも言葉に頼らないコミュニケーションだと思う“題材・構成”
 たしかに、言葉ではっきり自分の意見を言うほうが誤解が生じにくい。しかし『トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである』という名言があるように、言葉に頼らない共通理解を、基にした日本的なコミュニケーションのとり方はいいと思う。“主題”

   講評   isimi

今回は体験実例に苦しんでしまったかな。でも、「理由」「実例」共に一つ目はとてもよく書けていました。二つ目が思い当たらないときには「もし、言葉が通じなかったらどんなふうにコミュニケーションをとるかな。」と考えてみてもよいですね。ほかの項目は出来ていましたよ。少し話は、ずれますが、耳の不自由な方の困った体験談を聞くことができました。それはお買い物に行ったときに放送で「タイムサービス」や「おすすめ品」の案内をしていることが多く、わからないから困る、ということでした。健常な人にとっては、そういうことはまったく気がつかないことですよね。また、目の不自由な方も最近増えた「液晶表示の値札」もまったく見えないとのことで困っているのだそうです。そういうことは、健康な私達にはわからず、知らず知らず耳も目も何不自由無く暮らしているもの同志の方法、コミュニケーションしか考えていないものだな、と思いました。今度スーパーに行ったら、液晶の値段表示を見てみてください。確かに見えにくいですよ。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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