国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   文化的カプセル   リラックマン

 世界中、どこへ行っても日本人の旅行者たちは、身の回りに「日本」を持って動き回る。食べ物も飲み物も言語も、ことごとく日本のもの。それにとりかこまれていないと、なかなか安心できないのである。旅行者たちをとりかこむ「日本」、あるいは、彼らが持ち歩く「日本」、それを、私は「文化的カプセル」と名づける。(要約)
 私はこの話を読んで一番納得したのは、旅行者たちは必ずと言っていいほど、「日本」を持ち歩いていることだ。これが少し分かるような気がするからだ。
 これは誰でも体験する必ずやってしまうことだが、赤ちゃんの時とか、まるで、誰かと一緒に使うと約束にしたかのようにいつも同じそのものじゃなければいやだとか、今思うと、別にそんな気にしなくていいのに・・・と思うことを何気にやっているのだ。
 私は今まで外国に行ったことがないから分からないが、多分実際に行ったら、言語とか迷うから私もつい、「日本」を持ち歩いてしまうと思う。友達の話を聞いていると、「行ってみたいなー。」と思うが、実際に行っていることを想像すると不安になってしまう。一度外国に行ってみたらそんな風には思わなくなると思うが・・・。
 結局、人間は、他の国やはじめていく所に行く時、その自分の国を持っていって、不安をまぎらわしてしまうのだと思う。文化的カプセルとは、人間にとって何よりも必要な物なのだと私は思う。

   講評   miri


 興味深い長文でしたね。じょうずに要約することができました。
 日常とちがう場所や状況に「不安」をおぼえるのは、自然なことです。しかし、時間がたつとだんだんその不安も消えて、適応していくものですね。「文化的カプセル」は、その邪魔にはなりはしまいか。著者はそんな心配をしているようにも見受けられます。
 リラックマンさんも、いつか海外などでそうした体験をすることがあるでしょう。その時、文化的カプセルをうまく使って、うまく溶けこみ、そして新しい体験ができるとよいですね。

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