国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   目の盲点   バスケLOVE

 形は物の方にあり、形は物の属性だという。もう一つの見方では、形は頭の中にある。目がなかったら、物は見えない。この二つのどちらが正しいかは、考えてもムダらしい。形については、右の二つの面、つまり自分と相手とをともに考慮する必要がある。目は大変有効な感覚器だが物の大きさはわからない。大きさを知るという単純なことができないので、人の世ではモノサシを売っているのである。視覚系は。その中に絶対座標を持ち込むようには、進化してこなかった。逆に、われわれが「比較」とか「相似」を考えることができるのは、本来、視覚系にそういう性質が存在するからであろう。(要約)
 確かに相対的ということは、私たちにとって便利だ。物事は比較することによって考えやすいからである。例えば、成績に関してである。成績は順位などをつければ、自分が学年や県内や全国でどこの位置にいるかわかる。自分の位置が分かると、勉強の意欲も仕方も違ってくると思う。それは良いことだ。私の場合、順番なんて知りたくないが(笑) (ユーモア表現)(複数の意見一)
 しかし絶対的なものも必要である。いつも比較してばかりでは進歩がない。目標をたて、自分とも戦わなければいけないのである。私は勉強面で、分からない問題は虱潰しにやるという目標をたてている。この目標は他人と比べられるものではないし、第一に目標などは比べるものではない。もし、比べる目標の人があったら、それはあまり良い目標ではないと思う。(体験実例)(複数の意見二)
 確かに、相対的なものも、絶対的なものもどちらも大切だ。しかしもっとも大切なことは、『できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。』という名言があるように、絶対的なものをひとりで決めていくよりも、生きていくなかで他人と協調しつつ判断していくことである。(総合化の主題)(名言の引用)

   講評   sugi

 人間の目には実際に『盲点』というものが存在しているけれど、ここで言う盲点とは、視覚系は大きさが分かるように進化してこなかったということを指しているのだね。題名は『視覚系の盲点』としてもいいかもしれないね。
 視覚系にそのような盲点があるということは、人間のものの見方にも欠けた部分があるという話になりそうだね。相対的にものごとを見るのは得意だけれど、絶対的な見方をするのは、もしかすると苦手なのかな。だからこそ、時には意識して絶対的な見方をする必要があるのだろうなあ。「目標をたて、自分とも戦わなければいけないのである」というのは、いい言葉だね。比較して相対的に見るのは便利だけれど、それだけでは自分自身と戦うという姿勢にはなれないのだね。
 第二段落の最初に「確かに」という言葉があるね。「確かに」という言葉は、「確かに……である。しかし〜」という反対意見への理解を示す形で使うので、第二段落には入れなくていいね。第四段落では、この言葉をうまく使うことができました。
 総合化の主題を中心にした書き方、むずかしいけれどきれいに形にすることができたね。いろいろなテーマでくり返し練習して、自分のものにできるようにがんばりましょう。進級テストは合格! よくがんばったね。


 「物事は比較することによって考えやすいからである」 → 「物事は比較することによって考えやすくなるからである」

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