総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。 ＡＩ時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。 ▶ 創造発表クラスのご案内

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　　　相対的と絶対的　　　ルイージ

　視覚系は、光を介して物の形を認知する。形は触ってもわかるから、視覚だけが形の担い手ではない。
　ところで形はどこにあるのだろうか。形は物の方にある。すなわち形は物の属性だという。「無いもの」は、どうやっても「見えない」。見えなくても、触ってみれば、ある程度形がわかる。それは、物が本来、形を持つからである。
　目はたいへん有効な感覚器だが、あまりに有効なので、有効でない点に　あんがい気ずかないことがある。たとえば、物の大きさがわからない。
　そんなことはない。大きい小さいは見れば分かる。そう言うかもしれないが、それは相対的な大小である。月と太陽が、同じような大きさだと思っていたであろうが、実際の寸法はとんでもなく違う。　　　　　　　　(要約)
　「相対的な見方」は便利だという意見がある。たしかに体験実例で、私はテストである友人より点数が上で良かったと思うことがあります。また、何か欲しい商品があって、その欲しい商品を買った。しかし別の店に行ったら同じ商品があり、しかも買った店より安かったということもありました。それに、「くやしい」という気持ちによって、いろいろと目標が決められます。しかし、「相対的な見方」の場合、たとえば「あの人より上になりたい」という目標がたつまではいい。しかし、あまりにも「その人より上になりたい」という気持ちが強すぎて、すこしずる賢い事をしてしまうか能才
　「絶対的な見方」が良いという意見がある。たしかにこっちのほうが正確であるし、ライバルがいなくなるので、「無限の進化」が可能になる。しかし、「絶対的な見方」の場合、ライバルがいなくなってしまうので、怠けやすくなる。それに、自己満足に陥りやすくなる。
　たしかに「絶対的な見方」も「相対的な見方」も大切だ。しかしもっと大切なことは「できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態にあわせて規則を変えていくことが、真の規則を生かす道である。」という名言があるように、「絶対的」「相対的」にとらわれずに、何を目的にするかである。　　　(総合化)

　　　講評　　　miri

　読み応えのある長文でしたが、よく理解しています。
中段少し下。「すこしずる賢い事をしてしまうか能才」で切れています。惜しいね！　
　結びの部分、たいへんよくできました。「絶対的、相対的」な見方というのは、単なる過程、手段に過ぎないということですね。
　　　字数増やし、まにあってよかったです！　がんばったね。




　おめでとう！