国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   前向きに   グレープフルーツジュース

 自分で判断し自分で行動する。それは簡単なように見えて、実はとても難しい。しかし、われわれが社会生活を送っていく以上、自分で考え、自分自身で判断しなければならない。だが、自分で判断できない、自己決定できない、したがって、自分自身の指針をもたないまま行動してしまう。しかも、他人依存や集団依存ならまだしも自分がどう行動すればいいのか分からず、ことこまかな行動指針がないとかえって混乱してしまう。まさに、「指示待ち」であり、「マニュアル願望」である。そして、いまの学生はたんなる「指示」を求めているのではなく、「テーマ化された指示」を求めていることもまちがいない。つまり、かれらは自分で考え、判断し、決断するといった作業に慣れていないといってよい。
 確かに、自分で判断し、行動していくことは大切だろう。私の学校では、終学活の時に毎日、「Let's speech」として、決まったテーマについて短い、そう、本当に短いスピーチをする。(なんと3文でOKなのだ!!)たいていの場合は、テーマがあるのだが、たまに、ない時もある。そういう時、みんなすごく困っている。やはり、テーマがないというのは、困るのだろう。テーマを考えるところからしなければならないのだから。でも、大学に行ったり、社会に出たりしたら、生活から何から、自分で考えてしていかなければならない。集団でやるわけにはいかなくなる。
 しかし、他人と調和することも大切である。もちろん自分一人だけで行動するのであれば自分の判断が絶対になる。しかし人間が生活していくためには他人との協力関係が必要になる。集団で何かをする場合にはその何かに向かって一つの方向性を打ち出さなければならない。集団全体で、同じ信念を持って行動しなければ成功する物もしなくなってしまうからだ。
 確かに自分の判断で物事を進めていくことも他人の意見を取り入れながらやっていくこともどちらも大切だ。しかし、いちばん大切なことは、『始めることも大切だが、やり遂げることの方が、もっと大切である。』という名言があるように、一度決めたことを最後までやり遂げる忍耐力を持つことである。そして、前向きに進めていくことである。

   講評   takeko


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