国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   マイチャレンジを通じて   青藍

 自分で状況を判断し、進んで行動することは大切だ。
私は今、「マイチャレンジ」という3日間の職場体験学習をしている。今回は、コンビニで約4時間働かせて頂くことになった。コンビニの仕事は一見単純そうに見えてなかなか難しい。やらなくてはならないことが想像以上にあるため、素早く判断し、実行しなくてはならないのだ。レジ打ちや品出し、品並べ、清掃、ゴミ捨て、揚げ物やおでんの調理、発注したものの確認をする「検品」、賞味期限のチェック、さらに商品におまけのオモチャを取り付ける作業まである。
これは体験させて頂いた一部の仕事だけで、実際に就職したとなると、商品の発注や通信販売などの振り込み手続き、コピー機の設定や売上金の管理など数え切れないほどの仕事を覚え、誰かに指示されることなくこなさなければならない。重要なのは、ただ指示を待つのではなくて、自分から動くということだ。レジ打ち担当の時間だったとしても、お客様が店内から減ったわずかな時間を見計らって棚の掃除をしたり、商品を並べたりする。私は、初めのうちは自分からさっと動くことが出来ず、何をすればいいか指示されるばかりであった。でも、ほんの少しのことでいちいち指示を待っていたのではいけないと思い、自分の判断で行動できるようになった。
このように、効率的な作業をし、人に迷惑をかけないようにするためにも自分で判断し行動することはとても大切である。
 しかし、自分の判断で行動することは、場合によっては悪い状況を引き起こしてしまう。たとえば、店長やマネージャーにことわらず、自分の勝手な判断でどんどんコロッケを揚げて売り残してしまったり、値段を勝手にまけてしまったらどうだろう。こんなことが続けば、働き続けることは到底無理である。
 だから大事なことは、どちらがいいということではなくて、「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである。」という名言があるように、何かをやり遂げるためにはどの方法が良くて、どの方法が悪いかということを考えて、人の助けを借りるか自分で判断するかを決めることが大切だ。

   講評   hamura


 今回は本当にぴったりの題材がありましたね。作文を書くときには何よりも、豊富な体験と思考が大きな力になります。これからも、いろいろなことがらに積極的にチャレンジし、自分の中で考えていってください。
 本文をしっかりと理解できているから、よくあった具体例を挙げられたのでしょう。指示待ちをしないで積極的に動く、ということについては、想像しやすいのですが、反対意見である「自分の判断で進めて失敗する例」についてよく思いつきました。一つの意見を出した際、ではその逆だったらどうなるか、という点にも目を向けることが大事です。よくできました。
 総合化は今回もうまくまとまっています。名言の引用がいつも上手です。言葉を選ぶセンスがあると思います。




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