国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   命の重さ   かニャねこ

 イギリス人と日本人の犬に対する思想は大きくちがう。それは、家畜としてあつかうか、ペットとしてあつかうかのちがいである。私はこのお話を読んで、犬の本当の幸福とはなんだろう、と考えた。死にそうであっても、今まで共にしてきた生命を亡くすことはできない、という友達的関係な考えと、人間としての責任を果たすべく安楽死させる考え、犬はどちらを望んでいるのだろうか。私は、日本人の考えに賛成だが、他の人は、どう考えているのか。
 私が家の近くの公園に行くと、必ず3匹は犬が散歩に来ている。そしてその犬の飼い主の多くは、お年寄りである。お年寄りは特に躾があまいようで、私は小さいころいつもその犬たちの前を通るのが噛まれそうでこわかった。無論引き綱なんてつけていなく、ついているものといえば、ペットアクセサリーだ。日本人の、動物はお友達という動物観がはっきりと表れている。この犬たちに躾なんてないだろう。この様子は、日本人には見慣れた光景だが、イギリス人には、考えられないことだろう。
 日本人のペットとの仲はどうなっているのだろうか。ペット愛好家500人に味の素kkが調べたところ、1番多かったのが子供で、39%。2番目が友人で19%。そして兄弟が17%。最下位はペットで3%だった。この事から、過半数の人がペットを家族としてあつかっていることが分かる。イギリスだとどうだろうか?イギリス犬は、ラブラトールレトリバーや、ゴールデンレトリバーなど、救助犬や盲導犬になれるような賢い犬ばかりだ。飼っていると、便利で楽しい生活が送れそうだ。
 いろいろ考えてみて、イギリスの動物観も日本の動物観も、命に対する責任を感じているのは同じなのだと分かった。思想はちがっていても命に対する気持ちは同じなのだ。それは、世界中どこの国でも同じだと思う。命の重さは、万国共通だ。だから、どんなペットでもどんなことがあっても、飼い主は飼い主として考える命への責任を最後まで果たし、命を無駄使いしてはいけないと思う。直感的に、人間本意の判断をすることは、命を軽く見た、ということではないだろうか。
「命をムダにしないで!」
今秋私は、世界の中心で命を叫んだ。

   講評   sumomo

 データもうまく引用して、説得力のある清書になりましたね。ペットに対する考えから、命という大きなテーマにまとめることでスケールの大きな作文になりました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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