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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自己家畜・自己ペット化(清書)   くろーばー

 私は二十年ほど前から、人間は自らを飼育し、馴化していると述べて続けている。人が作った、いわば社会システムに参加する事によって生活している。飼育動物を例に考えてみると、比較的生態学的に否定する論拠は無い。大きな目で見れば、比較的フリーな檻の中で暮らしているのと、毎日電車に揺られてオフィスを往復するのは大差無いと思われる。飼育とは食物を供給され、さらに生活空間や場も与えられることだ。食物を供給されることは、まるで全生活の面倒を見てもらうのに等しい。比喩として言えば現代の子供は」座敷イヌと類意していると言えよう。私は、ある程度の自己家畜化は必要だと思う。
 第一の理由は、ある程度規則正しい生活をすれば一日をかなり有効活用出来るからだ。例えば、私は夏休みが終わったばかりだが夏休み中は時々超遅く起きたり、遅く寝たり、遅寝遅起きの生活になっていた。だが、中学校が始まるとどうしても早く起きて着替えたり、朝食を食べたりしなくてはいけないので早く起きざるをえない。寝る時間も、あまり遅いと次の日の朝全く起きれない為夜更かしは出来ない。細かい時間配分や予定、スケジュールなどを細々と考えて生活すれば、結果的には規則正しくなるので、とても良いのだ。健康にも良いし、成長したり頭をリラックスさせる時間もとれて一石百鳥位だろうか。
 第二の理由は、この地球上の人類が全員自由気ままに暮らしていたら、社会として成り立たなくなるからだ。もし私に『自由に生活していいよ』と言ったなら、よほどの事が無い限り超ダラけた不規則な生活に変わるだろう(笑)。真面目に学生として勉強をする生徒は激減し、循環型社会は成立不可能となるのだ。(想像したくも無い)せめて時間通りに動けば物事がやりやすくなるし、それに電車やバスなどの共用交通機関は全て時間通りに動いているから便利で使いやすいのだ。これが運転手の気分で運行していたら・・・!?大変な事態が発生する。客同士はイライラしてトラブルを引き起こすし、その脇で運転手は鼻歌を歌って暢気に座っているし・・・。社会の流れに逆らう事は容易いが、それで狂った物は時間をさか上る位しか変える方法が無いのだから、やり様が無いだろう。ドラえもんでも呼んで過去へいこうか・・・。非現実的にしか考えられないほど対処の方法が無いものは、実行すべきではないのである(汗)。
 確かに、現代社会的環境の中では日頃の忙しさのため仕事に縛られ、ストレスの溜まっている人は少なくないだろう。もっと自由に、外の世界へ羽を伸ばしたいと思っている学生もいるのではないか。だがしかし、人はその制服のとおりの人間になる≪名言≫、というように自己飼育というものも必要性が高まっているだろう。社会システムはなくてはらなない存在であり、今更これを変えようとするのは時間の無駄だと思う。私はこれから、飼育されている中でも羽を広げ、楽しんで生活したい。

   講評   kirara


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