創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
個人と団体 アッキー
文化ということを、ここでは日常の生活にあらわれている面から考えていって、ヨーロッパと日本のそれを比べてみると、最初に思いうかぶのは、次のことである。前述のヨーロッパの長所は、同時に短所をともなっている。強い市民意識は、非常にしばしば、せまくるしい、自己満足的な、そして利己的なにおいを発散させる。統制的な押売的な手段は、いかなるものでも、事柄を根本的にこわす。すべては、日本人自身の内部からの力が湧いて、なされねばならぬのである。
確かに、しっかりしていて自立していることは大切である。例えば、高校の授業の選択である。アメリカの高校で、いろいろと授業を選択することができる。こういうのは、友達といろいろ相談してクラスを決める人もいる。私も沢山友達と話したりしながら自分のクラスを選んだ。確かに、クラスを選ぶとき友達と相談する。友達と同じクラスにしたり、自分のレベルだと思うクラスを選んだりする。しかし、最終的に決めるのは自分である。自立して、他人に頼らず自分の答えを出すのも大切なことだ。
しかし、自分が困ったときに友達や他人に助けてもらうのも大事だ。例えば掃除などがそうである。私の家族は日曜日に掃除をする。掃除のとき、私たちは一人一人違う仕事をする。私はだいたい食器洗い機の入れ替えをしている。誰か一人が先に終わると終わってない人の掃除を手伝う。こうすることによって、物事は倍の早さで終わるし楽にできる。自分で独自に物事をすることも大切だが、他人に手助けをしてもらい、援助してもらうことは大切だ。
確かに、自分で物事を判断することも大切だし他人から助けてもらうことも大切だ。しかし、それより一番大切なことは「私たちの幸福が、ほかの人びとの不幸に支えられているのであってはならない」という名言のように新しい伝統を作り上げるということである。つまり、新しい社会、今よりより良い社会をつくっていくということである。(総合化)
講評 jun
<第一段落>
要約は基本的にはよくまとまっていますが、指示語や「次のこと」、「前述の」などといった表現は具体的に示したほうがわかりやすくなります。
<第二段落>
自立の大切さについて自分の体験実例を挙げながら書くことができました。
<第三段落>
助け合いの精神も大事だという意見を家族の掃除を例に挙げながら説明することができました。
<第四段落>
今回の総合化はむずかしかったので、少し大きすぎるまとめになってしまいましたが、形としてはよくできています。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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