国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間の持つ短所と長所   レックウザ

 「こら、まただらだらとして。宿題早くやっちゃいなさいよ。」
「今日の宿題は少ないもん。」
「あらそうなの?でも宿題は早く済ませた方がいいわよ。そうしないと、後で自分が困るんだからね。あと、早く部屋片付けなさいよ。もうすぐ家庭教師の先生が来るんだから。」
「はーい。」
母にそう注意された私は、片づけをしに自分の部屋に行った。私の短所は、面倒くさがりやなこと。集中力が足りないこと。すぐにことをあきらめてしまうこと。まだまだ短所はたくさんある。そして長所は・・・。自分でもあまりわからない。自分の長所は、気づかないものだ。わからないことは、自分の親に聞くことが一番。
 早速、私は母に、私の長所は何か聞いてみた。母の返事はこうだった。
「うーん、優しくて、友達とかに明るく振舞っていることかな。思いやりがあって、よく周りの人を助けるわね。例えば、お母さんが熱を出したとき、何か欲しいものある?とかあなたがよく聞いたわ。だからお母さんも、あなたが支えてくれたおかげに熱もすぐに下がっちゃった。友達にもよく明るく振舞っていていいわよ。よく友達と話して、笑うことが多い。ときどき、仲のいい子といっしょに今晩は寝たいって言うときがあるから、それだけ友達と親しくなっているってことなのよね。」
私は、そうかなあと首をかしげた。あまり自分のことがわからなかったからだ。そんなに自分は人に優しいだろうか。そんなに自分は人に明るく振舞っているだろうか。どうやら、長所というのは、自分自身にはわからなくて、他の人にはわかる、不思議なものらしい。(笑)<<体験実例>>
 逆に短所は、人に聞かなくてもすぐにわかる。私の短所は、面倒くさがりで、親に対しての態度が悪い、親との約束を守れない、それから、まだまだたくさんある。この間も、時間を守れてなくて、母にしかられた。
「全く、あんたはどうしてそんなに時間を守れないの!昨日宿題は六時には済ませなさいって言ったばかりじゃないの!」
「うるさいなーまるで怪獣の鳴き声みたいな大声でぎゃーぎゃー言わないでよ。近所迷惑だよ。」
「約束を守れなかったらいくらでもぎゃーぎゃー言うわよ!いつまでもいつまでもだらだらとして!もうあんたも六年生なんだから、しっかりしなさい!」
「はいはい。」
「はいは一回でしょ!」
と、こんな感じで喧嘩をした。私でも、この自分の短所にはほとほとに困っている。この短所の性で、何度ひどい目にあったか知れない。短所をなくそうとしても、なかなかなくせない。ときどき、人にすがりたい気持ちになる。しかし、自分の他に、自分の悪いところを直せるものはいない。というのは、自分の短所をなくすには、なくそうとする努力とやる気が必要なのだ。
 人間にとって短所と長所は、必ず持っているものだ。短所をなくしたいというのは、きっと誰もが持っている願いだろう。だが、長所を伸ばすことも必要だ。そのためには、短所をなくし、長所を伸ばそうとする、努力とやる気が必要なのだ。この二つは、人間になくてはならないものなのである。もちろん、短所を長所に変える、というのでもよいのだ。例えば、自分の短所は天然ボケなところで、おかしなことを言うと、みんなによく笑われる。でも、だから自分はクラスの人気者なのだ、と思えば、必ずその短所は長所となる。こうすれば、長所は新しく生まれ、短所は消え去り、一石二鳥なのだ。こういう発想も、人間にはとても大事なものである。

   講評   hoemi

 レックウザさん、こんにちは。まとめの段落に手直しを加えて清書できたね。とてもよく仕上がっているよ!

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