国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
マーチング大会のダメ金 ベッキー
「ヤッター金賞だー!」
私の学校の吹奏楽のマーチング大会で金賞を取った。吹奏楽部のみんなは一瞬喜んだ。が、次の大会に行けなかったのがとてもとても悔しかった。勝利の女神様葉一瞬しか微笑んでくれなかった。四、五年はまだあるけれど六年はこれで最後のマーチングになるので誰よりも悔しかった。みんなはダメ金だダメ金だと言っていた。それは、少しの喜びの金で、本物の金ではなかったからだ。私は全部やり切れてないと思った。まるで、がっかりしているようだ。私は六年生なので四、五年よりもくやしかった。中学に行ったらもっと今まで以上にがんばりたい。
賞をもらっても、納得いかない賞や、全然嬉しくない賞や、ものすごく嬉しい賞がある。私たちの場合は納得がいかなかったと思う。でも、ほかの皆にほめてもらって少し嬉しくなった。たったの一点差で次の大会にいけなかった。先生も皆も私もものすごく悔しかった。でも練習のとき、皆の心が一つになっていなくてばらばらだったから負けたんだと思った。でも、金賞を取れたのはきらきらの衣装のおかげでできた。皆の心を一つにするのは難しい。中学に行ったらもっとがんばろうと思った。そして、全国大会も優勝目指したい。今度○○小全校の皆に演奏を見てもらうので皆が○○小吹奏楽はすごいなと思ってもらえるようにその時もがんばろうと思った。
人間にとって優勝とは嬉しいのもあるしあまり嬉しくないのもある。私はうれしい方の金を取りたいと思った。そのためには、皆の心を一つにし、先生の言うことをしっかり耳に入れて少しでもきれいな音を出そうとか、動きをきれいにしてがんばろうとか、そう思って練習のときもがんばることとか、練習のときは百五十パーセントの力を出し、本番は百パーセントの力を出すことだ。どうしてかというと、本番は、練習よりもがんばり度が減ってしまうからだ。中学では心を一つにし、協力し合い、全国大会に行って優勝したい。そして、皆にものすごく喜んでもらえるようにしようと思った。
講評 nara
「私は六年生なので……」が入って、くやしさの理由がよりハッキリしたと思うよ。このくやしさが、いつか心からの喜びに変わるといいね。終わりは始まりだ! 10月も楽しく進めていこう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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