国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自己家畜化の必要性ー清書ー   タラちゃん

 人間は自らを自らで飼育し、馴化している。子供の時期は食物を供給されるが、自立するためには食物依存を断たなければならない。比喩として言えば、現代の青年や子供は、座敷イヌと類似している。自己家畜化が、特別な条件下で自己ペット化に至ったものと言えよう。だから、自己ペット化は、自己家畜化の管理・保護と人工化がより進んだ現代的な先進国での特殊な状態だと見なせる。ところで、自己家畜化はある程度必要であり、大切だと思う。
 第一の理由として、自己家畜化を行っているために、社会のシステムが保たれているからだと思うからだ。保たれているのと同時に、人間関係も保たれている。例えば、まず、いつも僕が学校へ行っているのは、自己家畜化をしているためである。他の人もそうである。ではここで、僕を含めたみんなが自己家畜化を無視し、自由勝手になるとどうなるか。勉強がめんどくさいとか、学校が嫌い!とか言う人を含めた人が学校に来たりこなかったり、授業中にみんなが訳もなく席を立っていたり、それと、・・・としていたら学校はまもなく廃校になるであろう。社会でも同じ。レストランのコックがいきなり、めんどくさいからエプロン着るのもコック帽かぶるのやめよっかなといったら、食べる人も困るし、その店ももうじきつぶれるだろう。小学生の時に、時々「何で学校に行かなくてはならないのだろう。無意識かもしれないが学校に行く準備とかしてしまう。なぜだ」と感じることが結構あった。もちろん法律のためだが、今、これは自己家畜化のためだと理解できた。自己家畜化、つまり自分を無意識に強制する、例えばコック帽はかぶる、学校へちゃんと毎日行くなどのことはある程度必要である。格好はちゃんとしていなくてはならない。
 第二の理由として、規則正しい生活ができるからだ。例えば学生には学校があるが、学校がなくては、例えば、日曜日の僕みたいにお昼までずっと寝ていたり(笑)、朝ご飯を食べる時間がまちまちであったり、友だちと楽しく過ごすなど他人との接触ができなかったりして、今でいう「ニート」状態になってしまうのだ。規則正しい生活をしっかりと送っていれば、楽しい日々も送れるし、健康に暮らせるのである。こんな良いことはない、と自分では思っているが・・・(笑)。僕はよくこういうことはよく感じるのだが、特に夏休みだ。部活動がない日は、だいたい遅くまで寝ていて、一日中だら〜と過ごしてしまう(笑)。なんか学校がないと張り合いがないなあと感じる。毎日。
 でも、自己家畜化がいつも良いとは限らない。自己家畜化のせい、つまり自己家畜化による、例えば社会でいうストレスがたまっていってしまうからである。ストレスがたまっていくと調子が悪くなったり、性格が変わってしまったりしてしまう。時には自由になるのも良いし、日曜日とかなら自己家畜にとらわれないので済むのでたまには自己家畜にとらわれなくても良いと思う。だからといってそれをやめられないたばこのように(大人の話である(笑))続けてはいけない。なので自己家畜化も正しい。だから自己家畜化80パーセント、それにとらわれないの20パーセントが良いんじゃないかなぁと思う。
 自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。家畜化も自分が考えるとおりに家畜していかなければならない。じぶんでじぶんのことをしっかりと考えなければならない。それが大事だと思う。

   講評   hira

自分の実例に引きつけて、よりわかりやすい清書が書き上げられました。やっぱり最後の意見が発展的でキラリ秀逸!
         

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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