創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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好きなものなあに? カモミール
「お父さんの好きなものなあに?」
「そうやな、会社でつかれた後アイスクリームを食べると、ひえーっとなって、まるで口の中が南極みたいになるのがええからな。やっぱアイスクリームかな。」
「わかった。ありがとう。お父さんはアイスクリームと。」
わたしが書きとめているとお父さんがふしぎそうにこちらを見ていた。
「いいや、その、あっ、何でもない。お母さん。」
お父さんからにげるようにさっていくとお父さんの目が点のようになっていた。
あれ?お母さんが消えた!そんなはずないと思ってあちこちさがしまわったら、いたいた発見。
「お仕事中しつれいしま〜す。あのさ、お母さんの好きな食べ物って言うまでもないけれどチョコレートだよね。」
「だめだめ。ただのチョコレートじゃ。ブラックチョコレートじゃないとおいしくないよ。」
「お、さすが大人。」
「でしょ。」
だけどさすがに九十九%〜百%カカオまではだめらしい。
「それは付け足さないでいい。」
ちなみに、もしもわたしがお母さんだったら、むりやりにいかりを心の中におしこめてへんなわらいを顔にうかべると思う。
「お母さんもありがとう。」
小走りでろうかをかけぬけていったわたしであった。
さあ、次は残りの一つ、わたしの出番。やっぱりわたしの一番好きな物は、スパゲッティ。夏におすすめ。ツルッといけるのがなんともさいこうのお味。スパゲッティはわいわいさわぐ中で食べたいものだな。なぜかその方がおいしいということがはんめいした。
先ほどから思っていたが、家族でも好きなものはちがうんだな。だけど、お父さんなんか今は夏だからアイスクリームにしたけれどちがう時期に聞いてみたらきっとちがうんだろうな。
講評 hutu
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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