国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ご近所付き合い   聖羅

 「おはようございます。」
 私は通学の際、近所の方には必ず挨拶をするように心掛けている。
 隣人間でもめごとの生じた場合、直ちに裁判に持ち込まれることは少ない。多少なりとも当事者同士で話し合いがなされるものである。隣人間の紛争は、次の二つの理由から、当事者間の話し合いによる解決が望ましい。一つは、すでに述べた隣人関係の特殊性からくるものである。すなわち、隣人関係はどちらか一方が引っ越さないかぎり、一生隣人同士の関係を断ち切れない間柄にあるということである。もう一つは、裁判による解決のもたらす特殊性からくるものである。裁判は必ず一方を悪者と決めつけてしまう結果になる。そうなれば敗訴者は、一生悪者の烙印を押されたまま暮らさなければならない。(要約)
 私たちは、近隣同士、共同体内で相互の理解を深め問題解決をしていくべきだ。そのために考えられる方法は二つある。
 第一の方法としては、普段からコミュニケーションを深めて話し合える環境をつくることだ。先ほども書いたように私は近所の人と毎朝挨拶を交わす。幸い、今までに近所の人とトラブルが起こったことはないが、普段から挨拶というコミュニケーションをとっていることでそんな時にもきっと話し合いで解決できると思う。
 第二の方法としては、法では解決できないような社会的な「差異」をなくす努力をすることだ。人間と人間の付き合いの中なのだからその中で考えや生活観が違うのは当たり前である。しかしその中でどれだけ歩み寄れるかが「ご近所付き合い」なのではないか。私の近所のゴミ出しは少し変わっている。以前は週ごとに一家族ずつ回ってゴミ収集していた。しかし網で覆っていたのでカラスの被害が激しいことや、ゴミ収集の当番をやらない家があったため諍いがあり、結局各家庭でふた付のバケツに入れることになった。やはり近所間で誰かがずっと我慢するよりも打開策を見つける方が、きっと近所の付き合いもお母様方のお肌にも良いのではないだろうか。(笑)
 確かに、法に頼って白黒つけることは簡単だ。しかし、「怒り一瞬、付き合い一生」。私たちは、人間関係のもめごとについてはお互いの理解を深め共同体のルールをつくっていくような方向で、話し合いで解決する努力をすべきだ。

   講評   takeko


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