国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   けんかは良いか悪いか   光龍

 僕の家では、よく弟と妹がけんかをする。くだらない理由でだ。そして、口げんかが始まる。みんなも、よく口げんかならするだろう。口げんかならまあ、よいのだが、それが発展して、殴り合いや蹴りあいなどになってしまったら大変だ。集団で一人の人とけんかしていたら、もっと大変だ。このあいだ、僕のクラブでも血が流れるけんかがあった。その時は、先輩が止めてくれたので、大惨事には至らなかったが、もし、止めてくれなかったとしたら・・・。このことを考えるたびに、僕は背筋がゾクッとする。こういうことがあるから、ぼくは、なるべくけんかを避けたほうがよいと思う。
 なるべくけんかを避けた方がよい理由は、けんかをして、お互いに怪我をしたら大変だからだ。さっきも書いたように、このあいだ僕のクラブで、僕の友達のAくんがBくんとけんかをした。その理由は、AくんがBくんにむかってずっと悪口を言っていて、他の子とけんかをしていたAくんにBくんがここぞとばかりに、強烈な蹴りをお見舞いしたのだ。それを食らったAくんが黙っているはずがない。AくんがBくんの顔面に平手打ちを食らわせた。それにキレたBくんがAくんの首をひっかいたのだ。そしてAくんは血が出てきてしまった。このようなことが、あるから、なるべくけんかは避けたほうがよいのだ。
 もう一つの理由は、殴り合いや蹴りあいのけんかをしたりすると、先生や、お父さん、お母さん、へたすると警察まで来ることになるかもしれない。つまり、色々な人達に迷惑がかかるからだ。けんかをして、良いことはあるだろうか。ないだろう。このような理由があるので、なるべくけんかは避けたほうがいいと思う。
 確かに、けんかが必要な時もあるかもしれない。が、「議会の目的は、議会を殴り合いの代用品にすることである。」という名言があるように、できるだけ会話ですまして、殴り合いや蹴り合いを減らして、この世界が平和になっていってほしいと僕は思う。

   講評   tama

 穏やかな性格で、争いごとを好まない光龍くんらしい意見文です。できることなら、けんかはしたくないものですね。

第一段落: 身近な実例から書き出してあるので、内容にすんなりと入っていくことができます。些細な口げんかから流血するほどの激しいものまでを目の当たりにし、やはりけんかは避けるべきだという考えに至ったのですね。

第二段落: 中学生ともなると、素手で殴り合いをしても大けがをすることもありますね。相手に傷を負わせてしまうと、お互いの心にも傷を残すことになります。やはりそのようなことは避けるべきでしょう。

第三段落: 当事者だけでなく、周りに迷惑をかけるからという理由にもうなずけます。

第四段落: 反対意見、名言を用いてのまとめができました。けんかはよくないという意見が軸になっているので、「けんかが必要なとき」はどんなときなのか、というところに少し言葉を補うといいでしょう。例:「自分の気持ちに正直になるためには〜」など。世界の平和を願うという結びは、非常によかったですよ。
 大きなけんかになる前に、日頃からコミュニケーションをとっておくことが大事ですよね。



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