国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

     喧嘩というより、派閥   ぐみ

 私の部活では、グループというより、派閥がある。派閥は、仲の良いどうしや、趣味の合う者どうしが集まって出来ている。仲の悪い者どうしは、違う派閥に入るか、わざと同じ派閥に入って、仲間外れにするかだ。その部活の中には三つの派閥がある。その内の一つは仲間外れにされている。意見は人それぞれだと思うが、私は派閥は良いと思う。《主題》
 派閥が良いと思う第一の理由は、派閥が出来て反発しあったりする事で御互いの事がよく分かるからだ。部活内での私の派閥A(笑)は最近、分裂をした。理由は、話が長くなるのでここでは出さないが、簡単に纏めると自己中心的、という感じで5〜6人が新しい派閥Bが出来た。そして、もう一つの派閥Cはリーダー的で此方とは仲が良かった。そしてだんだんと、派閥Cは派閥Bの事が嫌になってきたらしく、無視するようになって行った。これは、人がある人を嫌になると、周りの人達もその人の嫌な面が見えて周りの人もその人を嫌いになるという事である。その嫌な面も個人〃の個性だ。少し感じの悪い話であるが、これも御互いの事をよく分かるという事だと思う。《構成》
 第二の理由は、反発しあうぐらいの気持ちが無いと、自分らしく生きて行けないからだ。「十代男性のストレス解消法(コニカ 1996年)というデータによると、一位はカラオケで15,3%である。カラオケは、自分で歌って自分を表現する。これを見ても、人間には自分を表現する事が大切なのだと分かる。反発し合って行く事も自分を表現する事と言えるのではないか?《題材》
 確かに、派閥どうしで反発しあう事は、相手が傷ついたり自分が傷ついたりする。しかし『一人の敵を持たないものには一人の友をも持たない』という名言があるように、人間は時に反発しあう必要もある。《主題》

   講評   isimi

 すばらしい!! 新しい項目も増え、電話では難しそうだと言っていたにも関わらずとてもよく考えて書けていました。項目も全部入れられていましたね。第二の理由のデータ実例の使い方も上手にできています。ただ、文章のつながりをスムーズにするために、「反発できることというのは、ストレスをためないということでもあり、自己表現することにもなると思う。」という一文を付け足してみてはどうでしょう。また、第四段落の是非の主題で、「だから、派閥はある意味必要なのだと思う。」と最後に入れると、より意見が強く主張できます。ここまで書けているのであれば、あとは体裁を整えてみましょう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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