低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ぼくの好きな遊び サニー
「ちがうちがう。そこはここに合わしてこうやって折るの。」
ぼくが学校でよくやっているのが折り紙だ。
以前、父が折り紙の本を買ってきてくれた。僕は、家で直径30センチくらいの、大きなボールの形をした多面体を作った。その他に立方体やまるでピラミッドのような四角垂の形のものも作った。これらは、いろいろな色の折り紙を使って同じような形のものをたくさん作り、それをのりではって、組み立てていく。一つ作るのにかなりたくさん時間がかかった。なかなかきれいにできた。母が「すごいねえ」といって、テレビボードの上に飾ってくれた。ある日のこと、友達と一緒に折り紙をしようと思って、いろいろな色の折り紙を学校に持って行った。そして、クラスの人といっしょに協力して家で作ったのと同じような丸い形の折り紙の大作を作った。次に、ねじれたタワーのような形のものを作りかけたが、まだ、未完成だ。それは難しすぎて、作っているうちにめんどくさくなってきてしまい、途中で止めてしまった。今は、折り紙にあきてきてしまって、たまにしか作っていない。
少し話しが変わるが、今は折り紙より本を目が痛くなるほど読んでいる。時には夜の十一時過ぎまで250ページくらいの本を一日で読んでいたこともあった。ぼくの一番好きな本は、ハリーポッターだ。今は五巻目(不死鳥の騎士団)の㊤を読み終わったところだが、この本は兄が自分のお小遣いで買った本なので、兄が「オレを抜かしちゃいかん」といって、次の本を読ませてくれない。本はぼく達が小さい頃、母がよく寝る前に読んでくれたらしい。2.3年前くらい前までは兄が友達を家に連れてきて、ぼくも一緒に遊んでいた。そのときは、カードゲームやゲームボーイやサッカーをおもにしていた。でも、兄が中一になってから、部活や塾で忙しくて、自宅で友達とはぜんぜん遊ぶことがなくなった。
折り紙をやってみて解ったことは、頭の体操になるということと、根気がいることがわかった。それに友達に解らないところを教えてもらったり、教えてあげたりすると、仲がよくなったり、大作を作るときは、協力して作ることで折り紙を速く完成することができるとともに、達成感を味わえることがわかった。そして、「月日変われば気も変わる」ということわざがあるように、年が増えるたびに自分の好きなことも変わってくることが解った。
講評 komiko
サニーくん、こんにちは!初めて作文を読ませてもらいましたが、大事なポイントを全て入れてとてもていねいに書いてくれましたね!
『ちがうちがう。そこはここに合わせてこうやって折るの。」ぼくが学校でよくやっているのが折り紙だ。』と、お友達との会話から書き出すことができましたね。主語のあと、接続語のあとなどは、読点(、)をつけるようにしましょうね。「は、そして、会話、とき、ので、たら、から、ると、」という覚え方がありますよ。
「出来事」を書く段落では、「直径30センチくらいの、大きなボール形をした多面体」「立方体」「まるでピラミッドのような四角垂の形のもの」と、数字や立体の名前を入れて、読む人にどういう折り紙なのか、その作る行程までをわかりやすく説明できていますね。
もう一つの好きなこと「読書」についても、「目が痛くなるほど」読んでいる様子がよく伝わってきます。読書が好きな人は、中高生になっても、国語の勉強で苦労することが少ないのですよ(笑)。とてもすてきなマイブームですね。
会話文を入れるときに、会話の前後で「行がえ」してみましょう。すると、カギカッコの中が、目立って引き立ってきますよ。
『月日変われば気も変わる」ということわざがあるように、年が増えるたびに自分の好きなことも変わってくることがわかった。』と、ことわざを引用して、自分のわかったことに説得力をつけて書くことができました。さすがですね。よくがんばりましたね!
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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