低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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けんか おとめ
「ちょっと!せこいよ!」
私は姉に向かっていった。私たちのけんかの原因はいつもくだらないことだ。今回のけんかはどちらが家の門をしめるかが原因だ。閉めるのも開けるのもそんなに時間はかからないが門を閉めるのは私も姉も嫌いだ(特に理由はない)いつもはどちらかが(たいがいはもんを開けなかったほう)閉めるのだが今回はけんかになった。けんかになってしまうといつもなら閉めてもいいかな〜と思うときでも絶対に閉めない(プライドもあるし・・・)けんかをしているとき私の頭の中はAとBにわかれる。Aはあやまって仲なおりをする。Bはこのままけんかを続けるだ。いい方法はAだけれどほとんどBになってしまう
でもけんかにもよい点があると思う。第一に自分の言いたいことを正直に言える。ふだんだとあまりいえないことでもけんかの最中ならようしゃなくいえる。それにたまにはけんかもしていいたいことをいいたいだけ言うのもいいと思う。
ただけんかのしすぎはよくないと思う。けんかのしすぎだと毎日さびしく悲しくなるからしすぎはよくないと思う。でもたまにするけんかはいいものだ。
講評 kamo
新しい課題で、新しい書き方をしなければならず、今回は大変だったよね。でも、とても生き生きと、楽しい(と言っては失礼かもしれないけれど)作文が書けました。いくつかのキーワードも、しっかり入ったね。
<構成>
おもしろい書き出し。こういう書き出しをする機会は、残念ながらこの先は減ってしまうと思うけれど、いきなり場面が目に浮かぶようなうまい書き出しでした。
「けんかにもよい点がある」と書いてから「第一に」と書いたところはとてもよかったよ。「第二に」があれば完璧でした。
<題材>
「くだらないこと」なのだけれど、けんかになってしまい、また、けんかをするとなかなか素直に謝れない、ということ、とてもよくわかります。私にも妹がいて、子供のころは、よくけんかもしました。^^; でも、「けんかするほど仲がいい」という面があるのも本当だと思います。「言いたいことを言う」のは、時には必要だよね。
<表現>
「名言の引用」は、難しかった? 例に挙げた名言は「友」の話だったけれど、かまわず使ってしまってよかったよ。まずは、「名言を引用する形」から練習していこうね。
<主題>
「ただ……」と、「反対意見への理解」が書けたのは立派でした。ここは、「確かに」と書くと、コンピュータが自動的に反対理解のキーワードとして認識してくれるので、「確かに」という言葉を使って書く癖をつけてしまったほうがいいかもしれないね。
そして、結びには「でもたまに……」ということで、主題をくり返すことができた。いい形です。
また、この調子でがんばってやっていきましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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