国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   お父さんは、縁の下の力持ち!!   フェアリーレルム

「いってきます。」
お父さんはドアを閉めて行ってしまいました。
今は、午前6時30分です。お父さんは、毎日、朝早くからお仕事に行っています。
 お父さんは、機械を作る会社につとめています。お父さんは事むしょの方でお金のやりくりをしています。いつ、いくらのお金がいるかを調べたり、部品に必要な分のお金を銀行からかりてきたりをしています。つまり、お父さんは、会社の「縁の下の力持ち」と言うわけです。「縁の下の力持ち」と聞くと、まるで本当の力持ちみたいに思えます。
 私は前に、お父さんといっしょに事むしょの方に行ったことがあります。事むしょは広くて、つくえがいっぱいおいてありました。お父さんのつくえの上は、ちらかっていたけれど、お仕事に使っている紙ばかりで、私には何が書いてあるのかさっぱりわかりませんでした。でも、お父さんは、こんな大変なことをやっているのか、と思うと、すごく感心してしまいます。私のしょう来のゆめはべんご士だけど、物を作ったりする会社もいいなあ。と思いました。
 私は最初、お父さんの仕事にはあまりきょう味がありませんでした。なぜなら、お父さんは家では、仕事のことを何も話さないからです。それに、お父さんは、どういう仕事をしているか、それすら知らなかったからです。私は画用紙やはさみを使って工作をするのが大好きでした。でも、今まで機械にはきょう味がなかったので、機械がおいてある所に行っても、よく見ようともしませんでした。でも、お父さんが機械を作る会社にいると聞いてからは、何か機械があると、あれはお父さんの会社の機械かな?と思うようになりました。いつもつかれて帰って来るお父さんを見ると、ずっとつくえに向かって仕事をしているんだなあ。と感心します。
 「ただいま。」
あ。お父さんが帰って来ました。一家の「大黒柱」と会社の「縁の下の力持ち。」
これからも体に気をつけてがんばってください。おつかれ様です。

   講評   huzi

 「縁の下の力持ち」が、お父さんの役割なのですね。本当に力持ちに見えたフェアリーレルムちゃんの気持ち、よくわかります。ちょうどお電話の最中にお父さんが帰って来られたようす。さっそく【聞いた話】を書くために、インタビューしてくれたのかな? 難しそうな仕事の話を、作文の中でじょうずに紹介できました。
  【動作情景の結び】とは、作文の終わりに【心の中で思ったこと】を書いたそのあとに、登場人物が再びあらわれ、何かを行っているようすを書きます。映画などで、ときどきありますね。「終わった!」」と思うと、また少しだけ続きの場面が入ること。このような書きかたは、作文の中のできごとが、今も実際にあるんだよと読み手に強く思わせる力を持ちます。
 「ただいま」
あ。お父さんが帰ってきました……。
と、今回沙耶ちゃんが書いたようにすると、「今日もフェアリーレルムちゃんたちと一緒に暮らしているお父さん」が、すぐ近くにいるような気がします。じょうずにできましたよ。
  他の書きかたも◎。お父さんの事務所で難しそうな書類を見て、「すごく感心した」その気持ちを、これから自分の将来に向けて頑張る気持ちに生かしてね。(^o^)/~~

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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