国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日3224 今日3071 合計58631
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   やっぱり秋は栗に決まり   ミスターカービィ

 「あっ、栗や。これ、どうしたん。」《構成》
台所を見ると、栗の山があったのです。ぼくは、目を丸くしました。側にいた父に聞くと、
「おばあちゃんが、山から採って来たんやって。」
と、教えてくれました。「山森から採ってきた、山盛りの栗」《表現》ぼくは、思わず、笑いました。
 ところで、ぼくは、毎年、学校に大量の生栗を持っていきます。みんなで、仲良く食べるからです。二年生、三年生のときは、○○○○先生が担任だったので茹でてくれました。しかも、栗に切り口も入れてくれました。それをわいわいがやがや、秋を楽しみながら昼食の時間に味わうのです。しかし、今年は残念ながら担任が○○○○先生なので栗の茹で方を知っているかぼくは、不安です。
 それ以上に不安なことがあります。それは、今年は、栗が非常に少ないので、祖母から八十二人分の栗を手に入れることができるか分からないからです。とにかく、祖父母に栗拾いを頑張ってもらいたい、とぼくは、祈るばかりです。くれぐれも、熊に気をつけて、ぼくたちの栗を拾い集めて欲しいです。《主題》そして、○○先生にもぼくが栗を学校に持って行くまでに、おいしい栗の茹で方をマスターしておいて欲しい、と願っています。
 父が祖母から貰って来た栗を数えてみると、驚くことに二十一個しかありません。ガーン、後、六十一個の栗が足りません。ぼくは、一週間前に四個の栗入りのいが付き栗をぼくのクラスに持って行きました。《題材》この四個の栗も食べようと考えて、じっと見てみると、黒い得体の知れない物体が栗のとがった部分に付着していたのです。やっぱり、後、六十一個の栗が必要です。
 毎年、ぼくの栗は、人気があってお代わりをするクラスメイトがいるので六十一個では足りません。夏、クヌギ林に入るように、今年の秋、ぼくは、栗山に入り栗拾いに挑戦しよう、と覚悟を決めました。
 「ミスターカービィ君の栗、おいしいね。」
みんなの秋を楽しむ声が聞こえる日も間近です。
 
 
 

   講評   ita

こんにちは、カービィー君。一週間ぶりの作文ですね。新しい項目も増えましたが、教える前から、体得していたカービィー君です。今回も楽勝だったことでしょう。とはいえ、書くということは続けてこそ意義のあること。色々な形に変えて登場させてくださいね。
【第一段落】
 書き出しの工夫がよくできました。家に届いていた栗を見ての一言ですね。カービィー君の言葉は標準語に直さずあえて和歌山の言葉で書いているので温かさが伝わります。だじゃれの使い方もばつくんですね。
【第二段落】
 おばあちゃんの栗を毎年どうしているのか、詳しく説明できました。形式段落の三つ目、「それ以上に不安があります。」の部分。ここはすでに栗の数を知っているカービィー君なので、「不安なことがありました。」というように過去の言葉にしておいたほうがしっくりくる気がします。
【第三段落】
 今までの経過を説明して現在にもっていくのはカービィー君の得意技ですね。いい流れだと思います。
【第四段落】
六十一個の栗を集めるのは一苦労ですが毎年恒例行事をここでとめたくない、そういう思いが伝わります。

★ はぜ(櫨)の木、カービィー君のお陰で初めて知りました。うるしかに属するのでかぶれやすいのですね。美しい色を放つものは毒があるようです。これからも色々教えてね。
               



毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)