創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   コミニュケーション   いほふ

私は、ケンカは良くないと思う。第一の理由は、仲直りが大変だからだ。私はよく妹とケンカをする。暴力でいくと絶対勝つのに口ゲンカでいくと絶対に、なぜだかいいくるめられてしまう。
「はよふろ入って!」
っと、言うと、
「そんなんお姉ちゃんが遅かったから今入らなあかんようになってんやろ!わけわからんこといわんとって!」
というふうに。だから最近は口ゲンカはしないようになった。理由は負けるととてもまるで腹の底から虫がわきあがってくるようにイライラとするからだ。それを、「あんたらなにしてんねん。ガキやなぁ」という目で見てくるお姉ちゃんにはもっと腹が立つ。そしてイライラしたまままた次の日の朝がやってくる。
第二の理由は、相手を傷つけてしまうからだ。私はよく学校で冗談で笑いながらケンカをしている時に、知らないうちにひどいことを言っていて、相手を傷つけていることがとても多い。私はいっかい怒ると素直に謝ることができないので、こういう時はすごく困る。読売新聞の2004年の調査によると本音を親に言う人は、はいが75%いいえは19%ということだった。
 たしかに、ケンカはいい面もある。仲直りをした時により信頼関係が深まるからだ。「経験は、最良の教師である」という言葉があるように、ケンカという経験をいっぱいして人間はコミニュケーションの大切さを学んでいくのかもしれない。

   講評   huzi

 ケンカはよくない……けれども、まったくいけないとも言い切れない気持ちが、伝わってくる意見文です。姉妹だと、避けて通るわけにもいかないかな(笑)。
 新しい項目が入りました。【データ実例】です。【体験実例】だけでは、理由の根拠として弱い場合に、公(おおやけ)になったデータを用いると、説得力が増します。データ集を利用して書くと、簡単ですね。少し古いものもありますが、練習に用いるだけなので気にしないでどんどん使ってみてね。
  【是非の主題】は、はっきり示したね。いい書き出しです。感想文のときは、要約がこの直前に入ります。
  【理由】も、仲直りが大変・相手を傷つけると、2つ、違った考え方を示すことができましたね。言いくるめられると、仲直りする気にはなれないでしょう。イライラも長引きますね。でも、相手を傷つけると後悔しますね。謝ると、話を蒸し返すような気もするし。本音を投げかけるのって、難しいですね。ここで【データ実例】を用いることができました。家族の間で本音を言う人って、結構多いんだなあ。いつもいっしょにいるから、仲直りも簡単だからでしょうか。
 【反対意見理解】も、迷いなく置くことができました。最後の文は、最初の意見に合わせる言葉を付け足したほうがいいですね。「ケンカは良くないけれど、ケンカと言う経験をいっぱいして……」と、つないでみましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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