国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   けんかは...}   スーランスラけい

けんかとは何が目的か。それは多分、自分の意見を通そうとすることだ。暴力などで解決させようと、けんかを始めてしまうから起きてしまう事だと思う。暴力は、人を傷つけたりしてしまう。だから僕はけんかの事に対して不賛成なのだ。それには理由がある。
主に暴力で解決しようとする事で、僕がけんかに対して悪いと思う理由 を述べよう。
けんかをすることで、人が怪我をしたり、回りの人たちが不愉快な気持ちになるからなのだ。例えばある時、僕のいた小学校で二人の人たちが強烈なけんかをしてたのである。何がきっかけなのかわからないが、二人ともいすや机を倒し、大声でいろんな下品な言葉などの悪口を掛け合わしていたのだった。その時は授業だったのだが、たまたま学年の先生たちすべてが出張中で自習の時間だったので、誰も二人を止めなかったのだ。けんかが終わった後でも皆はいやな気持ちでいっぱいだった。それでも結局投げ倒されたいすや机を整頓したり、机などがずれた拍子に落ちたものを拾ったりして、まるで何も起こっていないような顔をして自習を続けたのだ。これには二つ言いたい事が含まれている。一つ目は、どれだけけんかというものは不愉快で迷惑かだ。けんかした本人達は、それですっきりしたかもしれないが、他のまわりの人達は、やるべき事に集中できない。
それに、その雰囲気とやかましい騒音でびっくりしていやな気分になるのだ。
二つ目は、最後の「それでも結局投げ倒されたいすや机を整頓したり、机などがずれた拍子に落ちたものを拾ったりしてまるで何も起こってないような顔をして自習を続けたのだ。」が起きたのは何故かという事と、それにつながる恐怖だ。僕の元クラスは、これが一回、二回ではなく、何回もあったことなのだ。だからあまりにもよくありすぎて、皆が慣れてしまったのだった。それから生まれる恐怖とは{それが当たり前と感じ、けんかがそばで起こっていたりすると、それを見て見ぬふりをし、無視してしまう}が周りの人の場合だ。そして、{けんかで解決しようとすることが当たり前になり、自分からけんかに巻き込んだり、けんかを始めてしまう}がけんかをやる側だ。これが起こる事でなにも、楽しい雰囲気にもならないどころか、いろんな人が怪我をする危険もある。だからけんかは嫌いなのだ。これが僕のけんかが不賛成な理由だ。(複数の理由)
けんかは悪い事だけではない。いい時もあるのだ。たとえばあるとき、僕は学校内を歩いていると、友達のU君が、数何人の人たちにいじめられていた。それを見た僕は、いじめている人達に、
「U君をいじめるな!どうせなら僕とけんかを挑め!」といい、U君をいじめていた人たちがU君をいじめるのをやめ、僕にけんかを挑んできたのだ。けっきょくU君は大きな傷をつくらずその場はさける事ができた。この出来事みたいに、時に、友情が生まれたり、人の気持ちを考えたりできる、そしてそのけんかがきっかけで、もっといいことに発展するならけんかも役に立つかもしれない。(反対意見への理解)
そんなけんかに名言を作ってみたのである。
「けんかは
正義か
邪悪か
を呼び出す。
タイミングを
考えよう。」(名言)だ。
僕は今回、けんかのことをよく考えなおし、色々なことに気が付いた。例えば、けんかは世の中に役立つ場合と役立たない場合があるということや、けんかは慣れて、気にしなくなったりすると本当に危ないという事の二面性である。これからは邪悪のけんかを避け、正義のけんかを素早く終わらせたいのだ。

   講評   isimi

 とてもよく書けました。いつも感心するのですが、いろいろなことを冷静にみて、判断し、それを文章で表現できるということが素晴らしいですね。その力はこれから確実に伸びていくことと思います。
 今回の「けんか」についての意見も、スーランスラケイ君が経験してきたことからの心の叫びと言えるものでしたね。項目も全部できていましたが、それよりも内容が濃く奥深いものに仕上がっています。
正義感が強いと、他人から疎んじられたりしてしまうこともあるでしょう。時には損をしてしまうことさえあるかもしれません。でも、やはり正義は本当は正しいのですよ。自分が苦しくならないよう気をつけて正義のけんかをしていって下さいね。



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