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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   色づいた柿は日本の(感)   ベッキー

 カキこそは千年にもわたって日本人と共にあり、幾多の詩歌に詠まれてきた郷愁の果物といえます。が、やがてその座は、新興のミカンとりンゴに奪われ、最近では食の多様化の中で、生産量はナシにも後れを取っています。カキが未熟のころは水(果汁)に溶ける性質があって渋く、成熟にしたがって自然に水に溶けない性質に変わって黒い「ゴマ」になり、渋みがなくなります。
 私は、この前母が買ってきた柿を食べた。その柿は、種がなく、四角い形をしていた。真ん中の方は、まるでグミのようにプニョプニョしていてそこが特に甘くて美味しいところだった。その柿にはもちろん長文に書いてあったとおり、黒いゴマがたくさん入っていた。
 私は柿はあまり好きではなかったけれどこの前の柿を食べてから少し好きになった。小さい頃は柿は大嫌いだった。なぜかというと、黒い粒粒が入っていたからだ。今はそんなのは気にしてはいないけれど、柿はあまり好きではない。
 今は色々な果物をお菓子にしたりしていることもある。みかんやパイナップルやサクランボや桃などのぜりーもあるし、缶詰のフルーツもある。私の好きなフルーツはたくさんある。みかんやパイナップルやメロン、サクランボなど。でも、サクランボは高くてサクランボ六個入りの小さい缶詰とみかんの十二センチ位の大きな缶詰と比べてもサクランボのほうが値段が高いくらい高いのでめったに手に入らない。
 柿は長文に書いてあったとおり、もともと日本にあった果物で八年で実がなる。だから、人間にとって(日本人)柿というものはみんなから愛され、美味しいく食べる物だ。動物たちも甘くて美味しい柿を食べて種を遠くに運んでくれる。それほど大事な存在であると分かった。

   講評   nara

 今回の長文には、「柿」についていろいろな話が書いてあった。感想文を書くときには、その中のどれか一つに絞って感想をまとめていくとよさそうね。
 小さい子が柿を見て、だいだい色の実の部分に、くっきりと黒いゴマがたくさん入っていたら、「何かまずそう。」と思ってしまうかもしれないね。ところでベッキーちゃんは、柿について「少し好きになった」「あまり好きではない」と書いてあるけれど、好きなのか好きでないのか、どちらだろう? もう少し説明をくわしく書いてもよさそうね。
 例 出されたら食べるくらいにはなったけれども、自分から好んで
   手を伸ばしたり、買ってもらったりというほどではない。
 フルーツの缶詰の種類はかなりたくさんある。だけれども、やはり旬をとらえて食べる方がおいしいし、栄養価も高いというね。もし、いろいろな果物が、缶詰ではなく一年中フレッシュな状態で食べられるとしたら、それはいいことだと思う? それとも、そういう必要はないかな。ベッキーちゃんは、冬にスイカを食べたり、春に栗を食べたりするのはどう思う?
 今では、ちょっと人気が落ちているように思える柿は、日本を代表する果物の一つだったというのが、意外に思えるね。干し柿として、長期間保存する方法も、昔の日本人は考え出した。そうそう、実だけでなく、柿の葉を乾燥させてお茶代わりにすることもあるよ。まとめに書いてくれたとおり、日本人にとって大事な存在だったのだね。ちょっぴり見直したかな?

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