創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   秋を見つけたこと   ピプリー

「くりだ!」
「どんぐり発見!」
私が、家に帰る時、見つけました。
「車から見るよりも歩いているほうが、よくかんさつできる。」
私は歩いていたのでくりをひろったり、どんぐりをひろって家に持ち帰りました。緑色のくりをひろってきました。日がたつにつれ茶色になってきて、ぱかっと開きました。中身は実です。まるで、生き物がどんどん成長しているようです。前、テレビでくりの中に虫が入っているのを見ました。こんな、かたいくりの実の中にどうやって虫は入ったのでしょうか。虫のおしりにはりのようなものがあって、つきさすのかな、と思いました。でも、私がひろって来たくりは、あなが開いていませんでした。げん関のところに置いておいたら、どんぐりは風に飛ばされてどこかへ行ってしまいました。車からでも良く見えるものは、春や夏とはちがう色になった木の葉です。モミジやカエデなどは、赤色になります。でも、やっぱり歩いてみたほうがとてもよくかんさつできます。歩くのと車では、歩くほうがおそいから長い間見られるし、歩いていれば近くにすぐいけます。車はスピードが速いのであまり見られません。車の場合、近づこうとしても、なかなか近づけません。車からおりてかんさつしなければいけません。昔は車もなかったし、自ぜんがたくさんあったから、きれいな秋、かんさつする秋をとても楽しめたと思うけど、今は車も多いし、自ぜんも少ないし、ビルとか建物ばかりで見えなくなってしまいました。そんな今だから、これから木を見に行く時や、くりやどんぐりをとりに行く時はよく近づいてかんさつしたいなあ、と心の中で思いました。
 ツバメをこのごろ見かけなくなりました、冬が近づいてきたから南の国に行くのです。ツバメは温かいところにすむので、また、春ごろに日本に来ます。春によく、ツバメを学校で見ました。たくさんいました。五ひきくらいです。
 この間、わたしの家の庭にカマキリがいました。いっぱいいます。私が育てていたやつかなぁ、と思います。色もにていて、種類も同じでした。オスとメスがいました。交びするか楽しみです。そうすれば、秋にメスがたまごをうむのです。だから今ぐらいに交びするのです。去年、私がオスのカマキリとメスのカマキリを会わせてみたら、メスがオスに飛びかかりました。オスはけがをしてしまいました。オスがいかくをしても、メスはオスをこうげきしていました。交びできないのかな、と思っていたらメスが足をまげてしゃがみました。上にオスのカマキリが乗りました。そしてから二ひきはハラとハラをくっつけていました。交びしたのです。今、家にいるカマキリに私は気に入られたようで、私の手に乗っかってきます。今度いっしょに二ひきを見つけたら、近づけさせてみたいです。そして去年のカマキリみたいに交びしてくれるか楽しみです。
 秋は、虫がたまごをうむ季節です。バッタ、カマキリもっとほかにもあると思います。そして、春には幼虫がかえります。春が楽しみだなあと、まどの外を見ました。

   講評   yuta

 新しい項目も意識して入れられました。
●です・ます:緑のクリをひろって帰ったピプリーさん。茶色くなるとぱかっと開きました。『中身は実です』というように、“〜です””〜ます”の文を入れながら書けましたね。
●たとえ:『まるで生き物がどんどん成長しているよう』。置いておくだけで茶色くなるとはしりませんでした。
●心の中で思ったこと:昔の人はみんな歩きで、秋を楽しんでいたのでしょうね。ところが現代は車に乗って、自然を見なくなってしまったから、ビルとか建物だらけになってしまったのかもしれないね。『こんな今だから木を見に行く時や、くりやどんぐりをとりに行くときはよく近づいてかんさつしたいなあ、と心の中で思いました』。そうだね。ゆっくりゆっくり。
●前の話・聞いた話:ツバメは南の国へ旅立ったのかな。カマキリがいっぱいいるのは、交尾の季節だからだね。去年飼っていたあの強いメスの子孫かな?
●動作情景の結び:キーワードを書いておいてね。『春が楽しみだなあと、窓の外を見ました』。ステキな情景で結びましたね。
       

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