創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   情は人のためならず   ナスビ〜

 私たちの言葉の生活の中には、時々、相手に言いにくい言葉が出てきて、私たちの言葉を、にごらせたり、もらせたり、ゆがませたりする。その中で言いにくい言葉の、一般的なのは、「ください。」とか「お願いします。」などの依頼の言葉や、「すみません。」とか「ゆるしてください。」などのわびの言葉も言いにくい。自分のここがまちがえていたとか、この点が足りなかったとか、自分からはっきりみとめてそれを「ちがう」と思うことで、私たちは明るくなり、強くなる。こういう類のいいにくい言葉を本当に征服する時が出来たとき、人間としての真実が開けてくる。(要約)
 私は、忘れ物をしたことがたくさんあった。最初の方は、忘れ物をしていなかったけれど、一度忘れたら、急に忘れ物が多くなった。忘れても、先生はどうせゆるしてしまう、という脳が働いたようだった。忘れたらしかられるけど、ぼくは少しへっちゃら。胸をはっていればあまり怖くはないのだ。このごろ私は、口が軽くなった。
 これはかなり前の話である。私は、小さい頃から物をこわすことが得意だった。(わざとじゃないし、じまんでもない)ある日、親がいなかった時、タンスのネクタイかけを、折ってしまった。紙を折ってしまった色と同じ色にぬって、その紙をごまかすために巻いた。お母さんが来て、こわした事実を話した。その時、心がぬかれてしまったようにドキドキした。お母さんがそれを見たら怒っただろうか。いや、逆に笑っていた。またもぬかれてしまったようだった。その時、私は、隠さないでいると、こんなにすっきりするんだな。と心の中でおもった。
 分かったことは、自分でおかした罪は、ずっと心の中にしまっていても、心がすっきりしないということと、少しだけでも、勇気を出して自分の罪を相手にゆるしてもらうことが、心がすっきりさせるし、後でしられると、とんでもないことになってしまうし、なによりも、一生心に変なのがのこらないからである。情は人のためならずということわざもあるように、人のためにしたことは、自分に帰ってくるのだ。

   講評   jun

 しっかりした構成で感想文を仕上げることができました。
 字数、項目ともによくがんばりました。
 第四段落のまとめはすばらしいですよ。ことわざを題名にしたところもなかなかいいですね。
                             

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