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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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       子供の世界は   ぐみ

 子供の世界は「不思議」に満ちている。小さい子供は「何故」を連発して、大人に叱られたりする。しかし、大人にとっての当たり前の事は、子供にとって全て「不思議」といっていいほどである。例えば「お母さん、どうして蝉は夏中鳴いているの?」と子供が尋ねる。「貴方は何故鳴いていると思うの?」と母親が応じると、「お母さん、お母さんって言って鳴いているの」と子供が答える。ここで、母親が本当の事を言ったとしても子供は納得しなかったであろう。このように人間は「不思議」に思うことが大事だ。《主題》
 第一の理由は、不思議がないと発見や発明が無くなってしまうからだ。今、現在があるのは、発達した科学のおかげと言って良いだろう。科学は昔の科学者達が「不思議」を解決したから今の科学がある。それと不思議に思ってそれを調べた時にそれの本質を見極めたり、もっと他の事に興味を持ったりと、どんどん不思議の輪が広がって行く。輪が広がって行く事でまた新しい発見や発明が出来る。発見する事で文化が広がって行く。《構成》
 第二の理由は、不思議に思う気持ちがないと毎日の生活が楽しめないからだ。何でもかんでも当たり前と思ってしまっては、刺激がなく、つまらない毎日になってしまう。新たな不思議を海外に求めるという事で「日本の年間旅行者は1500万人を突破」したというデータがある。海外に行った事の無い人達は、外国を未知なる世界と思わないだろうか?言語も違えば、文化も違う。普段接する事が無いものだ。未知なる世界は不思議という事には変わりは無い。まとめてみると、人々は常に不思議を求めていると考えることが、出来る。《題材》
 確かに、不思議に思うだけでは成長しない。しかし“存在するものには、良いとか悪いとか言う前に、全てそれなりの理由がある”という名言があるように、不思議に思う気持ちを抱き、その不思議を解明しようとする事は必ずプラスになるはずだ。《表現》

   講評   isimi

 とてもよく考えて書けましたね。項目も体験実例やデータ実例も入れられ、完璧ですね。多くの発明家は「何故? 不思議だ。」と思うことが発端で研究を進めていきます。万に一つの可能性を求めて、莫大な努力をするのです。その精神力の源には「不思議を解明したい。」という思いが強く働いていると思いませんか。最後に書いてくれた不思議を解明しようとすることはプラスになるという意見、先生も同感です。結果が出せなければ無に等しいというのが発明でもありますが、その過程もとても大切です。過程を知ることで、その意義、重大さ、大変さもわかってきますよね。グミチャンも「不思議。」と思ったら、そのままにせず、何か行動を起こしてみてくださいね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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