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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「知恵の生かし方」   ジョニー

 情報や知識よりも知恵が大切だ。知恵があるかないかは、自分の頭で考えているかいないかの違いだ。ファーストフードの定員のマニュアル化した応対なども笑い話とはいえない。今の教育は、十分に考える訓練をし、自分の頭で考える為のゆとりを与え、知恵を育てることが必要だ。
 僕も、知識よりも自分で考える力のほうが大切だと思う。アメリカの宿題や授業の方法として、次のような事を聞いたことがある。例えば、歴史の授業などで宿題が出たとする。歴史の年号など、もちろん、暗記しなければならない単元もあるが、たいていの宿題は、習った歴史について、自分の意見を書いていく宿題が多いと聞く。そして、その意見文を学校の授業で発表し、そして、更にその発表内容に対する意見をクラスメイトが述べ合い、ディスカッションするという授業が多いと聞いた事がある。このような授業の仕方は、僕たち日本の学校ではほとんどない。このように日本では、アメリカよりもかなり自分の意見を言うことが少ないので、自分も含めて、日本の子どもは、ディスカッション能力に欠けると思う。なので、もっとしっかり自分達の意見を考えるような授業を取り入れてほしいと思う。(そういう僕も、人前で話すのはとても苦手で、そういう授業は何をどう言っていいかわからず、苦手な授業となりそうだ。)
 しかし、一方で知恵の基盤になる情報や知識も大事だと思う。まず広く浅く知識を知っていないと、考える基となる材料が少ないので、知恵は出しにくいような気がする。だから、とりあえず知識を身につけることは大切だと思う。読書もその為の大事な手段だと思う。
 一番大事なのは、それらの知恵や知識を何の為に生かすかということだ。≪宝の持ち腐れ≫にならないように、知識や知恵を持っているなら、それを使いこなすことが大切だと思う。また「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言があるように、知識を得て知恵を持つことで、友人関係や、子育てや、仕事などの実生活や社会の中で、生かしていくことが大切だと思う。

   講評   inoko

 ジョニー君、こんにちは。自分の頭で考えて、しっかりと自分の意見を持ち、それを主張する。これは、日本人にとっては、少し苦手なことではないでしょうか。日本人の控え目な性質を考えると、この三段階のうちの主張することが苦手であるというのはよくわまります。でも、考えて意見を持つことが苦手であるというのは困ったことです。最近は、特にその傾向が強いように感じます。人と同じであったほうがいいというような考え方があっては、自分の頭で考えることも、自分の意見を持とうという気持ちも育たなくて当たり前ですね。アメリカの授業方法と比べてみると、日本の教育に何が足りないかがよく見えてきますね。(もちろん、アメリカの教育のすべてがいいとは言いませんが…。)


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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