国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   不思議に思う   スーランスラけい

 僕は「子供の世界は」の長文を読んだ。その内容は、子供は大人が当たり前と思うことを不思議に思って、それが何につながるかという事だ。長文の中で一番いいと思った段落は、
「子供の『ふしぎ』に対して、大人は時に簡単に答えられるけれど、一緒になって『ふしぎだな。』とやっていると、自分の生活がそれまでより豊かになったり、面白くなったりする。」である。それ以外にも、
『現象を説明するための話は、なるべく人間の内的世界をかかわらせないほうが、正確になることの人間がだんだん気がつき始めた。そして、傾向の最たるものとして、自然科学が生まれてくる。』の文章に共感を覚えた。僕はこれらの文を読み、不思議に思うことは良いと思う。理由を述べてみよう。
 それは、不思議に思う事によって、新しいこと、自分がわからなかった、自分が築かなかったものに興味を持ち、それへの知識が増えるからだ。そして、不思議に思うことで、当たり前の物や事にでも、実は隠されている秘密に気が付くかもしれない。また、僕達は時々不思議に思ったり不思議に感じたりする時、予感をしてみたり、予知をしてみたり、推測してみたり、好奇心を抱いたり、その先にある答えの鍵になると、僕は思うのだ。  
『子ども力』という本によると、「若ければ若いほど、不思議に思う力が強く、学ぼうとする力が大きい」ということが書いてあった。(データ実例)つまり生まれて3年ほど子どものほうが20歳の大人よりも、不思議に思う力が強く好奇心旺盛なのだ。それは、経験を重ねることで、不思議に思う範囲が少なくなるということだ。従って、大人が当たり前だと思い、見向きもしないものの不思議を子供たちは見つけることができるという事だ。そうすれば、子供たちを通し、世界の七不思議どころではなく七百七十七の不思議を見つけれるかもしれない。これが僕の理由だ。(理由)
 だが、不思議に思う事は悪い面もあるかもしれない。それは例えば「あの人のもの盗んでみたらどうなるのだろう。」と思った人がいたとする。それを心の中で思い、何もしなかったら害はないが、本当にそれを実験してしまったら、それは罪なことだろう。僕が思うには、悪い事を不思議に思い、それを行動してしまったらいけないと思うのだ。従って、悪い事を不思議に思う事は、悪いと思うが、それを知りながらも実行する方が、もっと悪いと思う。(反対意見への理解)
不思議に思うことに対して名言を作ってみました。
「不思議に思う。
判断しだいで、
世が変わる」です。(名言)
 今回、僕は不思議に思うことについてもう一度考えなおしてみたり、調べてみたりしたことで、色々な事がわかったり、気付いたりした。例えば、気づいたこととしては、そういえば、僕は前よりも物や出来事に対して、不思議に思うことが少なくなったことである。つまり経験をすれば経験するほど、不思議に思う力が弱くなり、それだけ物を知ったということがわかったのだ。しかしまだ、僕は、未経験なことや、無知なことがたくさんある。だからこそ、これからもっと色々なことに不思議に思い、興味を持ち、それを知るために人に害がない一番安全な方法で実行していきたい。
僕はいつまでたっても不思議に思うことについて賛成だろう。

   講評   isimi

 今回の感想文もとてもよく考えて書けていました。項目も字数も完璧ですね。一箇所、名言の部分に「敬体」が混じってしまっているので注意してくださいね。データ実例にあった「不思議に思う力」の話は興味深かったです。確かに、今は「不思議だな」と思うことは少なく、常識から逸脱していると思われることに対して、「不思議だよね。」と表現することが増えてきているような気がしています。これって、年をとったことなのかな?? スーランスラケイ君が言うように、「不思議」に思ってそれを解明しようとするには、莫大なエネルギーが必要とされてきます。だから、元々物を知らず、エネルギーに満ち溢れた子供は不思議に思うのかもしれませんね。成長することの証でしょうか。ケイくんも大人の良くないところは目をつむって、いつまでも不思議と思える心を持っていてくださいね。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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