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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   科学と現代・・・   くろーばー

漫画『ドラえもん』は、『鉄腕アトム』や『鉄人28号』などのいわゆるスーパーヒーロー型とは異なったタイプの『家庭密着型』ロボットとして誕生した。ドラえもんには四次元ポケットが着いていて、それを頼るのび太がドラえもんに助けを求めるが、ドラえもんが出す科学の小道具はすぐさま勝手に暴れだし、新たな問題に右往左往する。これがこのマンガの一定の法則なのだ。それは現代科学社会と似ていて、高度に発達した現代科学を確信するあまり楽する事しか見えていないが、実際は失敗を繰り返しているだけなのである。私は科学技術に頼りすぎず、程々にするのが良いと思う。
その第一の理由は科学を信用しすぎると時々大きな失敗をしてしまう事があるからだ。見ての通り、私はパソコンから言葉の森の作文を送っているが、まれに途中まで書いた作品を誤って消してしまうことがある(++;)。それは、コンピューターで書く(打つ?)のはとても楽だから、と言う安易な理由で科学を信頼しすぎて、「切り取り」ボタンを押して別の場所に貼り付けようとした。そうしたら間違えて上から「コピー」してしまい、(意味分かる・・・かなぁ?)もう一度最初から書き直さなければならなくなった、という悲しい事実のことだ・・・。アレは本当にショックだった。しかもその週はやけに難しい(書きにくい・・・)課題だったので尚更だった。もし作文用紙にきちんと鉛筆で書いて、消しゴムでいちいち消す、の様な作業をしていれば、二倍悩まなくて済んだのである。このように、科学を信じ過ぎるととんでもない過ちが起きることがあるのだ。
第二の理由は科学が進歩しすぎて、人間らしく生きることが出来なくなる恐れがあるからだ。普通(?)の人は、夏といったら「暑い!」と思うだろう。そこで登場&大活躍するのが今やどの家庭にもある「クーラー」だ。暑いからとってクーラーをガンガンかけている家の子供はもしもの時に暑さに耐えられない貧弱な子供になる恐れがある。幸い(ん?)私の家はクーラーが付いてはいるものの滅多に使わないという絶滅危惧種家庭(笑)なので、クーラーのかけ過ぎで風邪を引く、と言う事はほとんど無い。どちらかと言うと、オフィスやデパートなどへ買い物に行って、あまりにも寒くて夏風邪状態・・・というのはよく有るかもしれない。それはそれで大変なのだが(・_・;)。データ実例にもあるように、人生の最後を迎える場所の一位は病院,診療所なのだ。むかーし昔は自宅で家族に囲まれて、ひっそりと生涯を閉じるのが普通だったのに。ギリギリまで病院の医療器具に頼って、無理矢理寿命を延ばしても人間らしい生き方とは言えないだろう。
確かに科学に頼りまくって、楽ばかりしている生活も良いかもしれない。子供の頃は(もちろん今も子供ですが。)良く考えていたような気がする。だがしかし『大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自信である』と言うように化粧品などで覆い隠すのではなく人間自分自身だけで本来の生き方を見出してゆかなければならないのだ。私はこれから、人類と科学の両方を均等に上手に扱いながら、色々なことを乗り越え、挑戦して行きたいと思う。

   講評   kirara

 今週の「ヌルデの山」の長文には、機械におされて手作りの物が減っている、という内容のことが書いてあります。この長文とも通じるところがありますね。
 <<こうせい>>科学を信用しすぎたために起きる大きな失敗や、科学に囲まれていると人間的でなくなるという危険性を述べることができました。
 <<だいざい>>パソコンでの失敗談は、きっと誰にでもあると思います。そういう点で、とてもわかりやすいですね。データ実例も、くろーばーちゃん独自の視点でとらえられていておもしろい。理想と現実のギャップですね。
 <<ひょうげん>>今回の名言も、この作文にはぴったり。科学を身にまとう、というふうに考えると、この名言がいちばんですね。
 <<しゅだい>>「子どものころは楽な生活にあこがれていた」というところが非常に効果的です。こう書いた上で「科学に頼りすぎるのはよくない」という意見を述べているので、説得力が増しました。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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