創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日4215 今日498 合計60273
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   科学と人間   タラちゃん

 現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。便利という言葉に浮かされて出来合いの科学を大量に買い込んで、これでもかという失敗を繰り返しても、実に平気なのである。高度に発達した現代科学を人類に役立てるために自己を犠牲にしてまで平和に奉仕した「鉄腕アトム」。高度な科学技術をつくりだした人間が、それをどう扱うべきかをテーマにした「鉄人28号」。そして、科学のしでかす失敗の連続に、走り回るしかないのが、この第三のロボット「ドラえもん」のテーマだとすれば、それに気づかずに笑って読み続ける子供たちの未来に夢は描けないのである。ところで、科学文明を過信しないことが大切だ。
 第一の理由として科学文明を過信しないことが大切だからだ。僕は今年の夏は一度もクーラーをつけなかった。本当です・・・(笑)。しかしその反面、去年の夏は、まあ受験もあったので仕方ないかなあとは思うが、夏休みの三分の二くらいはクーラーをつけていた。そして今年の夏の電気代を見て見たら安かった。まあ当たり前だが・・・。夏はクーラーをつけず電気代節約、環境にも言い。プラス、汗をかき、不廃物を出せると思えば一挙両得である。
 第二の理由として科学を過信するとマイナス面、重大なしっぺ返しが来るかもしれないからだ。最近環境問題が社会において結構問題になっている。これもこの話題の一例である。科学は進歩し、環境に対して対策はしようと言っているが、対策以上に人々は科学に過信し、とりつかれている。データ集というものにこういうデータがあるが、世界の二酸化炭素排出量の割合、1位 アメリカ 22.4%、2位 中国 13.4%、3位 ロシア 7.1%。やはりアメリカも中国も先進国のこともあり産業はすごい発展的である。そしてその発展量と比例に二酸化炭素の量も多い。我が日本は4.9%で4位という結果である。ちょっといかんと誰でも思うだろう。
 確かに、科学というものに対し過信を持たないようにするのは環境にも良いし、しっぺ返しをくらわずに済むかもしれない。だけれども過信を持たず「よし、あまり過信を持たずに生きよう!」と言って毎日暮らすのはちょいとつらい。今の人間にとって科学は必要なものであって、それによって毎日快適に暮らせているわけだ。だけれどもその中でも「科学文明を過信しすぎるな!」という言葉を決して忘れてはならない。
  

   講評   hira

   タラちゃんの言うように私達は科学無しには生活が営めません。先生もパソコンが無くなったら、日々の生活に右往左往することでしょう(笑)。クーラーの実例はリズムよく、内容も濃く、読ませる内容ですね。環境にもよく電気代節約、そして何より不廃物排出がいいね(笑)。また暑さに耐えられないと人間としての本能も弱っていく感じがするよね。最近の新聞で読んだのですが、あるヒット連発のクリエーターは情報収集にインターネットの検索を利用せず、町や人の様子を肌で感じて企画を作るそうです。もちろん、データなどを集めるときには検索も役に立つのでしょうが、こんな人間としての感覚を研ぎ澄ますのも大切なことですね。
■第一段落  いつもながらよく中身を読み込んでいる要約ですね。
■第二段落  理由は「人間と環境にとって有益であるからだ」のような内容にすると良いでしょう。
■第三段落  データが上手く使えています。まとめ方も流石です。「データ集〜あるが、」まではカットしても大丈夫です。二段落目の体験実例が実感に訴えかけるとしたら、理性に訴えかける内容でメリハリがあります。
■第四段落  主題も反対意見を上手く取り入れつつまとめられました。清書にする場合は名言を入れると完璧です。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)