国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   便利な程のデメリット   オッサー

僕は、パソコンに頼りすぎてはいけないと思う。それは、自分のためである。
 第一の理由として、パソコンは基本的にユーザが命令を出して動くにである。だが、たまに勝手に動き始め、キャンセルできなくなるときがある。僕も、そのような体験がある。データが入ったCD‐ROMをドライブに入れて、読み込みしようとすると、勝手に音楽ソフトが起動し、読み込みを始めた。音楽データなど入っておらず、キャンセルも出来ず、そのまま終わるのをまった。結局は、40分ほど何もできず、かなりのショックだった。
 第二の理由として、最近は小学生の頃からパソコンに触れ、物事をパソコンですませる。
そのどこが問題かというと、“漢字”が書けなくなるからである。ここ最近の新聞で、小学六年生が小学四年生の漢字がかけないなどと記事に載っていた。そして、本文には、パソコンでの自動変換機能が原因と書いてあった。パソコンには欠かせない自動変換機能、これが現代の小学生の漢字能力をいちじるしくさげた。
 たしかに、パソコンというのは現代社会において必要不可欠なものである。けれども、「理想に達成するための手段はまた、理想への到達を阻む障害でもある。」という名言があるように、社会にでてパソコンが使えるようにと、小さい頃から使っているが、小さい頃に覚えるべき“漢字”の学習を邪魔しているのである。そして、世界の二酸化炭素排出量の割合というデータを見ると、一位がアメリカ、22.4%である。二酸化炭素が主に排出されるのは、車と家電製品である。家電製品のなかでもパソコンが主要である。パソコンの利用台数は多く、環境問題の一つである。このことからも便利な程のデメリットが分かるだろう。


   講評   itoyu

添削:2行目「動くにである」→「動く物である」、12行目〜15行目 一文が100字以上と長くなってしまっているので2つの文に分けましょう。(例)「〜という名言もある。社会に出て〜」
講評:
《第一の理由》ユーザの立場である人間が、機会に翻弄されてしまうことがあるということを、実例を持って説明できました。
《第二の理由》新聞記事に載っていた内容を引用したことは、自分の意見の裏付けになっていますね。「小学六年生が四年生の漢字を書けない」とは、具体的な例なだけに読み手をはっとさせます。
《データの引用》家電製品が環境問題の原因の1つになることを、数字を使って証明できました。
《是非の主題》題名にも使っている「便利な程のデメリット」ですが、簡潔にしすぎて意味が少しわかりづらいので、もう少し説明を加えて。(例)「便利な物ほど、デメリットも多いということを再認識する必要があると思う。」
  
                     


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