創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   原理について   すいーとぽてと

 ある物事に興味を持ち、それを研究しようとする時、まず誰しもが着目するのはその形態や振る舞い、すなわち現象論的側面である。次いで、もう少し詳しくそれぞれの存在する条件でその特徴を記述することを試みる。うまくいけば、その段階において、原理的なことを考えなくともある種の規則性が経験的に見つかる場合もある。科学の歴史上、そのような「経験法則」の例は枚挙にいとまがない。したがって、次に必要なことは、ある事物や現象の形態や振る舞いの奥に潜む原理を追求することである。私は、表面的なものにとらわれず、背後の原理に気付けるような行き方をしたい。
 そのための第一の方法として、表面だけで判断せずに、立ち止まって判断する習慣をつけることだ。私は直感で判断するタイプなので、それで失敗してしまうことが多々ある。例えば、買い物をする時などだ。店員さんに勧められると、ついその商品がとても凄い物に見えてきて買ってしまう。しかし後になって考えてみると、全く使えなかったりすることが多い。それでどんどん少ないお小遣いを消費してしまっている。だから、次からは気をつけようと心に誓うのだが、やはり冷静に判断することがなかなかできない。その場で立ち止まって判断することができるようになれば、不必要なものは買わなくて済むし、お小遣いも急激に減っていくことは少なくなるだろう。だから買い物時以外でも、常に立ち止まって考えるように心がけるようにしたい。
 そのための方法として第二に、原理を考えるような生き方をすることだ。歴史上人物のニュートンは、「木になっているりんごが落ちる」という現象から、「なぜ落ちるのか」という原理をつきとめ、万有引力の法則を発見した。表面だけを見ていれば、こんなにも大きな発見はできなかっただろう。
 確かに、目の前で起こっていることを素直に受け止めることも大切だ。しかし「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである。」という名言がある。このように、私は原理について考えながら生きていきたい。

   講評   kira

 すいーとぽてとちゃん、こんにちは。どんなことでも、その奥にあるものを考えることは大切です。世の中は、便利になることと同時にスピード化時代、即決の判断を迫られることは多いです。しかし、そこで自分らしい考えを織り込んでおかないと、自分疎外、人間疎外になりかねませんね。
 お小遣いの使い道は、大いに考えた方がよさそうです。限りある金額だからこそ、うまく使えた達成感もあるでしょう。自分の責任とうものを冠していくものも、年齢と共に増えます。その練習だよね。
 すぐれた科学者は、現象におどらされることはないですね。気付きは数倍早いですが、その実証にはかなりの年月を費やすのではないでしょうか。
 科学もそうですが、もっと身近な私たちの心の問題も同じです。なぜそんなことをするのかと、行為を責めるより、その背後にあるものを解き明かさなければ解決にはなりません。深く深く考察したいですね。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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