国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2569 今日841 合計3454
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   物事の原理   グレープフルーツ

物事を一生懸命に観察したり、外観を見ることだけに満足せずに、その外観について疑問を覚えたり、何故そういう見た目を持っているのかという理由を考えたりすることは大切だ。物を見た目で判断せずに、その理由について知ろうとする意欲があるというのはとても良い事だ。私は、見た目を観察する事に満足しないで、意欲的に物事の背後にある原理を追求して生きていきたい。
その方法としては第一に、周りのものを「他のもの」と思わずに、それについての自分の意思をもつ事だ。そうする事によって、周りの色々な物に疑問を持ち始め、物事を深い意味で知る事ができる。例えば、現代の情報化社会に流されて、メディアの言う事に従っていたりはしないか。例えば、有名な芸能人や政治家などの評判などについての他の評論家の意見を、自分は対してそう思っていないのに、「正しい」だなんて考えていたりはしないだろうか?それはあまりよくない。「あの人は良い」「あの人は悪い」という他人に意見をそう簡単に信じてはいけない。例えそれがどんなに偉い評論家の分析や考え方であっても、自分の意見を貫き通す方が私はかっこいいと思う。逆に、何もかもをリーダーに任せて、自分は意志も無しについていくのは、とてもかっこ悪い。
第二の方法としては、表面だけで、中身を見たつもりにならないことだ。簡単に言えば、見た目で全てを判断しない、という事だ。本は見た目で判断できない。
確かに、色々な情報を目や耳で得るのは大切な事だが、もっと大事なのはそれを見極めたり、自分で考えたりする事だ。「子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている」という名言もあるように、私達は外観にとらわられずに、それらの価値を見極めて生きていかなければならない。

   講評   takeko

今回の長文は、「生き方」と「方法」を書くには、なかなかむずかしい課題でしたが、実例をうまくあげて、いい文になりました。
「方法一」「何もかもをリーダーに任せて、自分は意志も無しについていくのは、とてもかっこ悪い」これはいい意見が出ましたね。実例も、今問題になっている「メディアの情報をうのみにしないで、それを材料に自分で調べ、考えよう」という「メディア・リテラシー」について入れられたので、これはいいところです。「伝記実例・長文実例」ですが、、長文実例ということになると、たとえば9月1週目の「映画『地球交響曲の』」をとりあげて、「龍村仁氏の『地球のささやき』にも、「森の本当の美しさは、嗅覚、聴覚、触覚など五感のすべてが開放されてこそ、初めて見えてくる。エアコンの効いた都会のコンサートホールで森の映画を見ているだけでは、森の本質はわからないと述べている」などと、あげられます。(だいたい、自分の長文の1〜2ヶ月前までさかのぼって、引用できそうなのがあるか、さがせばよいです)「伝記実例」アインシュタインなどは、外見にかまわず、ぼさぼさの格好で平気だったそうです。もし知らない人が見たら、「天才的科学者」と思わなかったでしょうね。同じように、「バッハの偉大さを知らない女子高生が肖像画を見たら、へんなかつらのおじさんだと笑われているかもしれない」
第ニの方法「本は見た目で判断できない。」これはおもしろいですね!アニメ絵ばりばりの表紙の、ちょっと大人が手にとるにははずかしい本の中にも、実は傑作がありますよね。(そんな本は、そのあと、大人向けの装丁で出たりしますが)ここは段落として短いので、なにか具体的な本の名前をあげられたらよかったですね。
「名言」もおもしろいものを選びました。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)