国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   笑う門には福が来る 清書   いすも

 私は4歳からピアノを習っている。さて、私がまだ7歳の時、私の先生が私に沖縄ピアノコンクールに出場してみないか、と言ってくださった。沖縄ピアノコンクールとは、沖縄でピアノが弾ける小中高生全員が集まり、審査員7〜8人の前で弾く、という大変大きなコンクールのことだ。金賞をもらう数人は大きなトロフィーももらえるのである。さて、このコンクールに出場しないかと言われた私と母は大賛成し、早速私の猛練習が始まったのである。毎日3時間の特訓が始まった。それまで、とても優しかった母と先生も鬼の角が生えたように厳しくなった。母は文にするのもためらうほどのかなりのスパルタで、私は泣きながら、何回も何回もできない部分を繰り返したものである。こういう練習が毎日のように続いた。まだ幼かった私は、何度もピアノをやめてしまおうか、と思った。だが、何とか乗り越え、ピアノコンクールの日がやってきた。結果は金賞。その時の気持ちは言葉では言い表せないほどうれしいものであった。天に舞い上がるほどの気分だった。大きなトロフィーを審査員から渡されるとき、つくづく努力して良かった、と思ったのである。
 また、これは祖母から聞いた話しなのだが、良く似ている話しを聞かせてもらった。私の父は、京都大学の医学部卒業である。その当時は京都大学に入学するのはとても大変だったらしく、父は猛勉強をしたらしい。特に、父の出た高校からは京都大学に入学するのは大変不可能な話であったようだ。そのため、父は普通の人よりも長い間勉強し、睡眠も平均3時間から4時間程度で、後はずっと一日中勉強をして、ろくに食べることもしなかったらしい。決して楽ではなかったと思う。毎日寝不足のなか、くたくたになりながらも勉強をし続けた父は、毎日が文字通り缶詰状態だったであろう。父は今でもこの辛かった時期が夢に出てくるときがある、という。そして父は、試験に見事合格したのであった。これもまさしく、努力をしたおかげだ。努力をすれば、成果は後から勝手についてくる。
   「笑う門には福が来る」で私は決して運がよい悪いで人生決まっていくことはないな、と思った。努力、忍耐があるからこそ幸運があらわれるのだ。私のピアノでも、私の父の京都大学の話でも、努力をしたからこそ成果がでて、幸せが訪れた。運ではなく、努力をするかしないかにより、我々の人生は変わっていくのだと、思ったのである。

   講評   hutu

毎週がんばって作文を書くことができました。

11月も一緒にお話ししながら書いていきましょう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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