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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「自分」の価値   こてつ

 私は「自分」という一人の人間を大切にして生きていきたいと思う。もちろん、社会で生きていくうえで自分中心に物事を考えてはいけない。しかし、自分が社会に埋もれてしまっては生きている価値すら見出されなくなってしまうのではないか。
 そのための方法の第一に、コミュニケーション能力を見直すことである。私は小学生の時、いわゆる仲良しグループというものがあった。しかし、それははたして本当に「仲良し」だったかは不明である。というのも、グループの中の絶対的な存在の子がいてそのボスに反抗するとそのグループから外される仕組みになっていたのだ。例え、ボスの意見に疑問を感じても反抗する勇気よりも先にはぶられてしまうという恐れが強く話し合いすら行われなかった。ボス以外の子で疑問を感じていた人が他に何人もいたと聞いたのは卒業してからだった。伝えること、伝えられることの指導を教育で教えて欲しかった。小学生の私はコミュニケーションではなく自分の感情を押さえ込むことで事を解決してしまったのである。
 また第二の方法としては、今までの学力、学歴重視の見方を変えることである。東大に入れば人生が変わるとまで言われてしまう世の中に疑問を感じているのは私だけではないだろう。日本を代表する建築家の一人である安藤忠雄さんは有名大学を出たわけではない。プロボクサー時代のファイトマネーを手に海外で独学で建築を学んだ。型にはまらない独自の感性を活かして造り上げた作品で数多くの賞を受賞している。決して学歴だけが重要ではないのではないだろうか。安藤さんのように自分の追い求めるものをとことん追求する、「自分」の特性を活かしそれを大切にして生きていくことは最後にその人に本当の意味での成功を与えてくれるのである。
 確かに、一定の教育や知識がないといきていけないというのも事実である。しかし、「よい友人を得たければ、まず自分がよい友人でなければならない」という名言もあるように、私たちは他人を理解するとともに自分自身の価値を大切にして生きていくべきだ。

   講評   inoro

こんにちは、こてつさん。改めて読んでみても、とても良い作品でしたね。10月もしっかり新しい課題に取り組めました!
10月31日(火)は、電話も作文もお休みです。ほかの勉強のためにも、時間を有効に使ってね! では、また11月に!


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