国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   手作りっていいな   グルミン

 私は、手作りの物というのは、良い物だと思う。機械も良いが、心がこもっていない。機械は、たくさん同じ物を生産するための物だから、一つ一つちがう良さがあるということがない。手作りだと、心もこもっていて、一つ一つ少しずつちがう。
 私は、手作りの物で、今でも大切にしている物がある。それはかばんで、かばんはいくつも持っているのだが、そのかばんが使いやすい。手作りとはいっても、ミシンでぬって簡単に作れた物なのだが、「私のために作ってくれたんだ」と思うと、うれしい。
 そのかばんは、私が幼稚園の時に図書かばんとして母が作ってくれたかばんで、小学生しかも五年生になってからも、よく使っている。がらはキティーちゃんで、名前もひらがなだが、丈夫で、長い間使っていられるし、重い物でも大丈夫だ。店で売られているのよりも、良い気がする。店で売られている物もデザインなどが良いのだが、心がこもった感じがしない。ブランド品などは、マークがついていて、なんだかすごいが、使う人の気持ちを考えることはほとんどない。母はもちろん、作った人すなわち母の名前など絶対に書いていない。当たり前ともいえるが、良い物ができても私のことを考えて作ってくれているから、自分の名前を書いても何にもならないのではないか。使いやすくて使い心地も良いのは、手作りの物だからだろう。今では、まるでかばんも年をとったかのように見かけが古くなってしまった。けれど、長く使えてうれしいと思う。これからも使い続けたい。
 手作りのことでは、他にも、初めて母といっしょにケーキを作ったことがある。その時、同じような気持ちになった。母と作ったケーキは、機械で作るような店のケーキよりもおいしく感じられた。家族も、
「これ、冴子が作ったの?おいしいね〜。」
と、喜んでくれた。とてもうれしかった。また、いろいろな物を作ってみたい。初めて作ることができたという、達成感もあり、気持ち良かった。
 私は、長文を読んで、手作りをすると、気持ちも良くなるということが分かった。「山高きが故に貴からず」ということわざがあるが、本当に、ブランド品みたいなのだけが尊いのではない。人間が、心をこめて作ってくれた物だって、良い品物だ。一つ一つを一生けん命作っているのだから、大切に使いたい。日本はまだ手仕事も多い方なのだから、これからも、手仕事をがんばっていってほしい。

   講評   hoemi

 グルミンさん、こんにちは♪ 書き出しの部分、似た話にさらに工夫を加えて清書できたね。よくがんばりました♪

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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