低学年から学力の基礎を作る
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ドキドキの瞬間   ハオハオ

 「はい、じゃあ、台の上に手をのせてね。」
「あ、あの、どっちの手をのせればいいですか。」 
これを言うだけでも、かぁっと顔が熱くなりました。私は、今日、初めて採血をしました。アレルギーのけんさのためにです。ひじの内側の真ん中に、ぶっとい針をさして、血をぬかれました。けっこういたかったです。私は、はじめてだったので、少しワクワクしたし、少しドキドキしたし、少しきんちょうして、なんだか、どんな気分なのかよくわかりませんでした。採血は、静脈にさすので、健康なのか、不健康なのか、わからないような血をとられます。かんごふさんに、
「針見るのイヤだったら、お母さんの方向いていいからね。」
と言われましたが、こんな体験そうないだろうなぁ、と思って、ちゅうしゃ器の方を見ていました。ちょっと気味が悪かったです。その後、お母さんに、
「採血ってした事ある?」
と聞いたら、
「あるよ。だって、人間ドッグで毎年やってるもん。」
と言われました。よく考えてみれば、そうだなぁ、と思いました。でも、子供のころの思い出でよかったなぁ、と思いました。私は、はじめての採血では色々な事を考えました。 
 他にも、ドキドキした事があります。たとえば、ジェットコースターに乗った時です。長い列がならんでいて、友達や家族とその列に並びます。その時は、まだ、どんなジェットコースターかなとか思います。まだ、ワクワクとドキドキだけです。前の人たちとどんどん進んで行って、ジェットコースターの車体が見えると、ワクワクは、少なくなって、ドキドキが多くなります。そして、もう次のに乗るなと分かってくると、あーあ、ならばなきゃよかったとかで、ドキドキが、今までより、私の心の中で、存在感をしめしていきます。まるで、
「私はここだ、はやくこい。」
といっている感じです。その後、係員のお姉さんや、お兄さん達が、
「お荷物は、こちらのロッカーにおいれ下さーい。」 
とか何とか言い出すと、もう、心臓がつぶれそうになります。そして、席に座ってベルトをしめると、あぁ、前の席じゃなくてよかった。とか、ベルトから抜けて飛んでいってしまったらどうしようとか思います。そして、
「いってらっしゃい。」
と、のん気な声が聞こえると、もうドキドキ度はピークになります。そのあと、ヒューンと落ちる直前の、ゆっくりと進んでいくジェットコースターで、あーあもうだめだなぁと思うと、ヒューンと落ちてしまうのでした。気がつくと、みえる景色が、もうほとんどなくなって、地上へおりるのでした。

   講評   kaki

 前よりずっとすてきな題名になったね。内容にぴったりです。
 31日は電話も作文もお休みです。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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