国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ドラえもん=ドジな科学の使い方?=過信?   スーランスラけい

僕は「私に漫画『ドラえもん』」の長文を読んだ。その内容は、皆が知っているあのドラえもんの話だ。実はいくら、四次元ポケットなどの科学的にかっこよく万能な物でも、ドジな使い方をするから、結局、人々には夢を与えず、人々を過信させてしまう内容が頭に残った。この長文の中で僕が一番好きな段落は、
「—子供のみならず大人にまで夢を与えた—。本当のそうであろうか。私の知る限りでは『ドラえもん』の夢は一度もかなわなかった。次から次はと『四次元ポケット』から出てくる奇想天外な科学の小道具は困難を解決してくれるどころか、思惑に反して勝手に暴れだし、思いがけない新たな問題を引き起こしてしまうのが常である。それが、ギャグのメインになっているが、そこのはただが笑っては済まされない問題がある。」だ。僕はこれに対して、
「確かにドラえもんは面白いけど、この長文を読んでみると、確かに、ドラえもんは過信の塊だなー」と思った。(要約) 僕は過信に対して、(藤子・F・不二雄さんには申し訳ないけれど)反対だ。それには理由がある。(是非の主題)
僕の理由は、「人に過信の気持ちを与えるることで、授かった人たちが本当に信じてしまって、変なことを勝手にやってしまうかもしれない。」だ。例えばあるとき、僕の友達のB君が化学の本でべっこうあめの作り方を知った。その時B君は簡単なあめの作り方に驚かされ、完璧にできると信じてしまったのだ。その後、当然のごとく、B君は自分がその本を見ながら楽しそうにべっこうあめを作っていた。
「水が足りないよ。」と僕が言うと
「この本にはそう書いてあるんだよ。」と言い返された。
「僕が作った時に失敗しそうになったから・・・」と言ったら、
「本の通り化学実験ができると信じて何が悪いの?」と応答された。だが、信じすぎたためか、慎重に砂糖や水の量や、べっこう水の温度がしっかり計っていなかったのだ。そしてその結果は、水を蒸発し過ぎて、炭(炭素の固まり)が出来てしまったのだ。(体験実例)もしその時、その化学の本を疑い、過信せず、経験者の言うことを聞いていたらこれは起きていないにちがいない。これこそ信じる者の落とし穴だ。信じて、そこに落とし穴があると気付かず、疑わず、または思わず、落とし穴に落ちて、後から「なぜここに落とし穴があると疑わなかったのだよ!」と思うことになるのだろう。こういう失敗などをするから、僕は過信に対して不賛成なのです。(理由)
ただ、夢を持つ事はすばらしいし、過信は悪い事だけではない。いいこともあるだろう。それは多分、過信することで、いくら過ちでももっと自分の空想の世界が広めれることほど、楽しい事はないし、一時的にはポジティブな思考になることもできると思うからだ。これがいいところだと思っている。(反対意見への理解)
そこで僕は名言を作ってみた。それは、
「落とし穴は疑えば入らん。」である。
僕はこの過信に対して、色々の事を思い、考えなおしてみた。「一方的に物を完璧に信じない」や「物事を決めつけない」「いい話には落とし穴が無いか絶対気を付ける」もその内だ。実は僕自身、毎日の生活の中で過信をする場合も多くあることに気が付いた。
僕は過信に対して反対であるからこそ、よく考えて、気をつけながら、生きていきたいです。

   講評   isimi

 ドラえもんはみんなが夢を持てる漫画ですよね。今回はのび太君のように過信してしまって失敗することについて考えることが出来たと思います。項目も全部できていましたが、できれば三段落に長文実例としてドラえもんの話で印象的なものをいれてみたらなお良かったです。過信、思いこみ、というものは実に厄介で他人がそれに気付き指摘してもなかなか本人は受け入れてくれませんよね。まさに体験実例の話とぴったりでしょう。先生も柔軟な考えを持っていられるように気をつけたいと思いました。
☆作文の丘から送信する前に、段落がきちんとついているか確認しましょう。貼りつけたときに、段落がなくなってしまうことがあるので注意してね。


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