国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
お米も動物も大切に ピプリー
「私もだいたい百八十リットルのお米を一年間で食べるのかなあ。じゃあ、一日三合のお 米を食べるんだ。でも、私はまだ子どもだから三合も食べられないかも。一日一合半くらい食べる感じだから、一年間で百リットルぐらい食べているのかな。」
私は、計算機を持ちながら、真面目な顔で言いました。このお話を読んで、お米とは、国民の生きるための基本だったということが分かりました。そして、お米は食べ物としてだけではなく、私たちの気づかぬところでいつも一しょだと言うことが分かりました。水田も、森林と同じようにふった雨をためこんでおくダムだということが分かりました。
昔は、お米がお金の代わりだったから、もし、私が昔の子どもだったらお小づかいもお米です。私だったら、お米をのこしておいておなかがへった時に食べたり、家のお米がなくなってしまったときに出して食べられるようにしたいと思いました。
おばあちゃんに聞いた話では、おばあちゃんが子どもだったころ、日本では戦争がありました。お米は、配給された分しか食べられなかったそうです。戦争がはげしくなって、お米が取れなくなってくると、お米の代わりに、ふかしたさつまいもやじゃがいも、アワやヒエなどのざっこくをまぜて食べていて、お米はぜんぜん食べられない時があったそうです。戦争が終わってからも、お米はもちろん、ほかの食べ物もあまり食べられなかったそうです。都会の人は、着物や宝石や高い値段のものをお米と取りかえてもらったりしたそうです。でも、私が、もしその時代の人だったら、戦争が無かったころからお米をためて、少しずつ食べて何も売らないでお米を大切にします。どうしてもお米とかえるなら、とても高級な食べ物をいっぱい交換してもらうならいいです。でも戦争の時はお米より高級で大量に持っている人はなかなかいなかったと思います。私は着物とかは交換したくありません。なぜなら着物や大切なものはとっておきたいからです。
私は、動物も大切にしたいです。なぜなら、森林にもたくさん動物が住んでいて、木の実を食べて、そのうんちから木の芽が出てきたり、草を食べたりして、森林を守ってくれているからです。そして、水田にも水田を守ってくれている動物がいます。もちろんイネを食べたりする困った生き物もいるけど、動物と植物は守ったり守られたりしているのです。動物は、人間と同じ命を持つ生物だから、すぐ殺したり、いやだから捨てたりするのはかわいそうです。人間以外の、命を持っている動物達を大切にしたい、と、心の中で思いました。そして、私は外に出て、林のほうを見ました。
「これから私は元気に育って、生き物さん達を喜ばせてあげたい。」
私は木や植物や虫達に小さな声で伝えました。
講評 yuta
プロ野球が日本ハムの劇的な優勝で幕を閉じました。日本シリーズの興奮がさめた頃、決まって少し乾いた風が吹いて、いつの間にか深まっていた秋に気付かされます。ちょっぴり、ものざみしい季節です。
☆文章を整えて、よりよい作品に仕上げましたね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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